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October 22, 1998 Vol. 339 No. 17

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米国における乳児殺人の危険因子
RISK FACTORS FOR INFANT HOMICIDE IN THE UNITED STATES

M.D. OVERPECK, R.A. BRENNER, A.C. TRUMBLE, L.B. TRIFILETTI, AND H.W. BERENDES

背景

殺人は傷害による乳児死亡の主因である.乳児殺人の 80%以上が致死的乳児虐待であると考えられている.本調査は,乳児殺人の死亡時期と危険因子を評価した.

方 法

1983~91 年のあいだに米国におけるすべての出産に関する出生死亡連結証明書を用いて,われわれは,生後 1 年間に発生した殺人 2,776 件を確認した.出生証明書変数を,二変量および多変量層化分析の双方によって再検討した.安定な推計値を得るのに十分な数をもつサブカテゴリーにおける相対危険度の増加に基づき,殺人を予測する可能性のある変数を選択した.

結 果

殺人の半数が生後 4 ヵ月までに発生した.もっとも重要な危険因子は,25 歳以上の母親に生まれた第一子と比較して,17 歳未満(相対危険度,10.9)または 17~19 歳(相対危険度,9.3)の母親に生まれた第二子以降の乳児であった;母親の年齢が,年齢 25 歳以上と比較して 15 歳未満であること(相対危険度,6.8);早期出生前診察と比較して出生前診察を受けていないこと(相対危険度,10.4);そして教育年数が16 年以上の場合と比較して,17 歳以上の母親では,教育年数が 12 年未満(相対危険度,8.0)であった.

結 論

若い年齢で子供をもつことは,とくに母親がこれまでに出産経験がある場合には,乳児殺人に強く関連する.われわれの知見は防止のための何らかの示唆を内包しているかもしれない.

英文アブストラクト ( N Engl J Med 1998; 339 : 1211 - 6. )