The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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日本語アブストラクト

November 21, 2013 Vol. 369 No. 21

ナッツの摂取と全死亡および死因別死亡との関連
Association of Nut Consumption with Total and Cause-Specific Mortality

Y. Bao and Others

背景

ナッツの摂取が多いほど,心血管疾患や 2 型糖尿病などの,主要な慢性疾患のリスクは低くなる.しかし,ナッツの摂取と死亡との関連は明らかにされていない.

方 法

看護師健康調査(1980~2010 年)の女性 76,464 人と,医療従事者追跡調査(1986~2010 年)の男性 42,498 人を対象として,ナッツの摂取とその後の全死亡および死因別死亡との関連を調査した.癌,心疾患,脳卒中の既往がある参加者は除外した.ナッツの摂取はベースラインの時点で評価し,2~4 年ごとに更新した.

結 果

3,038,853 人年の追跡において,女性 16,200 人,男性11,229 人が死亡した.他の既知の危険因子,または疑われる危険因子について補正後,男女両方において,ナッツの摂取と全死亡とのあいだに負の相関関係があることが認められた.プール解析による,ナッツを摂取した参加者における摂取しなかった参加者と比較した死亡の多変量ハザード比は,摂取が週 1 回未満で 0.93(95%信頼区間 [CI] 0.90~0.96),週 1 回で 0.89(95% CI 0.86~0.93),週 2~4 回で0.87(95% CI 0.83~0.90),週 5 回または 6 回で 0.85(95% CI 0.79~0.91),週 7 回以上で 0.80(95% CI 0.73~0.86)であった(傾向性のP<0.001).ナッツの摂取と,癌,心疾患,呼吸器疾患による死亡とのあいだにも,有意な負の相関関係が認められた.

結 論

看護師,およびその他の医療従事者から成る独立した 2 つの大規模コホートにおいて,ナッツ摂取の頻度に,死亡のその他の予測因子とは独立して,全死亡および死因別死亡との負の相関関係が認められた.(米国国立衛生研究所,国際ナッツ類評議会栄養研究・教育財団から研究助成を受けた.)

英文アブストラクト ( N Engl J Med 2013; 369 : 2001 - 11. )