The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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日本語アブストラクト

July 13, 2017 Vol. 377 No. 2

食事の質の変化と全死亡および死因別死亡との関連
Association of Changes in Diet Quality with Total and Cause-Specific Mortality

M. Sotos-Prieto and Others

背景

食事の質の経時的変化と死亡リスクとの関連を評価した研究はほとんどない.

方 法

看護師健康調査(NHS)に参加した女性のうち 47,994 人と,医療従事者追跡調査(HPFS)に参加した男性のうち 25,745 人における,1998~2010 年の全死亡および死因別死亡の補正ハザード比を Cox 比例ハザードモデルを用いて算出した.先行する 12 年間(1986~98 年)の食事の質の経時的変化を,代替健康食指標 2010(AHEI-2010)スコア,代替地中海食(aMED)スコア,高血圧改善食(DASH 食)スコアで評価した.

結 果

先行する 12 年間に,食事の質の改善が最大であった参加者(13~33%改善)の,食事の質が比較的変化の少なかった参加者(0~3%改善)と比較した全死因死亡の統合ハザード比は,AHEI-2010 スコアの変化に基づくと 0.91(95%信頼区間 [CI] 0.85~0.97),aMED スコアの変化に基づくと 0.84(95% CI 0.78~0.91),DASH 食スコアの変化に基づくと 0.89(95% CI 0.84~0.95)であった.食事スコアの 20 パーセンタイルの上昇(食事の質の改善を示す)は,3 つの食事指標を用いた場合は全死亡リスクの 8~17%の低下に有意に関連し,AHEI-2010 とaMED を用いた場合は心血管疾患による死亡リスクの 7~15%の低下に有意に関連した.12 年間質の高い食事を維持した参加者の全死因死亡リスクは,12 年間食事の質が低かった参加者と比較して有意に低く,AHEI-2010 スコアでは 14%(95% CI 8~19)低く,aMED スコアでは 11%(95% CI 5~18)低く,DASH 食スコアでは 9%(95% CI 2~15)低かった.

結 論

12 年間における食事の質の改善は,死亡リスクの低下と一貫して関連していた.(米国国立衛生研究所から研究助成を受けた.)

英文アブストラクト ( N Engl J Med 2017; 377 : 143 - 53. )