The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

March 5, 2009
Vol. 360 No. 10

ORIGINAL ARTICLE

  • 重症冠動脈疾患に対する PCI と CABG の比較
    PCI vs. CABG for Severe Coronary Artery Disease

    この大規模な無作為化試験(SYNTAX)では,3 枝病変または左冠動脈主幹部病変を有する患者を,薬剤溶出ステントを用いた経皮的冠動脈インターベンション(PCI)または冠動脈バイパス術(CABG)のいずれかによる血行再建に無作為に割り付けた.CABG 群では,PCI 群に比べて血行再建術再施行の必要性は低かったが,脳卒中の発生リスクが高かった.冠動脈疾患が進行した患者の治療決定においては,この兼ね合いを考慮する必要がある.

  • メポリズマブとステロイド抵抗性喘息
    Mepolizumab and Corticosteroid-Resistant Asthma

    喘息の増悪は,咳嗽と胸部絞扼感の増加,呼気流量の低下,喀痰中の炎症細胞数の増加を特徴とする.発作を繰り返す好酸球性喘息患者を対象としたこれら 2 件の小規模な「概念実証」試験では,抗インターロイキン-5 抗体を投与した患者のほうが,プラセボを投与した患者よりも発作が少なかった.

CLINICAL PRACTICE

  • グレーブス眼症
    Graves' Ophthalmopathy

    最近グレーブス病(バセドウ病)と診断された 40 歳の女性が,経過観察のため来院した.女性はメチマゾール 10 mg/日を服用しており,現在甲状腺機能は正常であるが,この 3 ヵ月間に,充血,流涙,ごろごろ感,羞明,視野周辺部の複視,眼球運動に伴う眼痛などの不快な眼症状があったという.喫煙は 10 本/日である.グレーブス眼症をどのように管理すべきであろうか?

DRUG THERAPY

  • 喘息
    Asthma

    現在,世界中で 3 億人もの人々が喘息とアトピーに罹患していると推定されている.その有病率は依然高いままであるが,もっとも最近のデータによると,喘息発作による年間入院件数と喘息関連死は減少しており,予後が改善していることが示されている.喘息管理が改善されたことで,予後がこのように改善したと考えられる.この論文では,喘息管理における最近の進歩と現行の診療について論じている.

CLINICAL PROBLEM-SOLVING

  • 過去が発端である場合
    When Past Is Prologue

    36 歳の男性が,2 週間にわたる両下肢の浮腫,進行性の疲労,労作時呼吸困難のため,救急部を受診した.

HEALTH POLICY REPORT

  • 医療保険会社と画像検査に関する方針 ― 議論は続く
    Health Insurers and Medical-Imaging Policy - A Work in Progress

    医学画像検査に対するメディケアの支出は近年劇的に増加し,CT,MRI,PET への支出は,2000 年には 36 億ドルであったのが,2006 年には 76 億ドルへと増加した.これは,医師から請求されるほかのどの診療項目と比べても急速な増加である.John Iglehart は,メディケアが最近方針を変更し画像検査に対する診療報酬を引き下げたことと,高額な画像検査の使用を減らすための新しい政策提言に関する継続中の議論について考察している.

CLINICAL DECISIONS

  • 治療に反応しない予後不良患者の治療 ― 投票結果
    Care of an Unresponsive Patient with a Poor Prognosis - Polling Results

    治療に反応しない予後不良患者の治療 ― 投票結果

    詳細な投票結果とともに,読者から寄せられた推奨される治療法とコメントを NEJM.org にてご覧いただけます.