The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

年間購読お申込み
  • 目 次
  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

October 31, 2013
Vol. 369 No. 18

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 中悪性度リンパ腫に対する自家幹細胞移植
    Autologous Transplantation in Aggressive Lymphoma

    今回の無作為化試験では,高中リスクまたは高リスクの中悪性度リンパ腫患者に対する初回治療の一環として自家移植を行うと,全生存率の改善は認められなかったものの,無増悪生存率が改善されることが示された.

  • 膵癌における生存期間延長
    Increased Survival in Pancreatic Cancer

    この報告では,標準的なゲムシタビン療法にアルブミン結合パクリタキセルを追加することにより,転移性膵腺癌患者における奏効率,無増悪生存期間,全生存期間が改善した.

  • 深在性皮膚糸状菌症と遺伝性 CARD9 欠損症
    Deep Dermatophytosis and Inherited CARD9 Deficiency

    皮膚糸状菌感染症はまれであるが,重篤な侵襲性疾患を引き起こす可能性がある.この報告では,常染色体劣性遺伝性の CARD9 欠損症に,重症侵襲性真菌感染症である深在性皮膚糸状菌症に対する遺伝的感受性がある可能性が示された.

SPECIAL ARTICLE

  • 予防としての HIV 治療の費用対効果
    Cost-Effectiveness of HIV Treatment as Prevention

    この研究では,南アフリカとインドにおける HIV 血清陽性者・陰性者カップル間の HIV 伝播の予防として,抗レトロウイルス療法(ART)の早期開始が,待期的開始よりも費用対効果が高いことが示された.

CRITICAL CARE MEDICINE

  • 循環ショック
    Circulatory Shock

    循環ショックは,身体的徴候と臨床検査値の変化が組織低灌流を示唆するときに現れる.救命救急医療シリーズのこの論文では,さまざまな型のショックの診断と治療について概説している.

SOUNDING BOARD

  • 他の医師の過誤について患者と話す
    Talking with Patients about Other Clinicians' Errors

    著者らは,他の医療従事者の医療過誤により,自分の患者が害を受けたことに気づいた医師が直面する課題について論じている.また,医師や施設がこうした過誤を患者へ開示するのに役立つ指針を提供している.

PERSPECTIVE

  • 声なき被害者
    Silent Victims

    米国の 1,500 万人以上の小児が,親密なパートナーからの暴力の影響を受けている家庭で生活し,約 700 万人が,一方の親がもう一方の親に暴行するなどの激しい暴力を目撃している.このような暴力への曝露は,身体的な健康問題の発生率の上昇に関連付けられている.

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 虹彩の新生血管が描く花綱
    Neovascular Festoons on the Iris

    虹彩の新生血管が描く花綱

    74 歳の高血圧の男性が,右眼の視力が低下し光覚のみになったため受診した.相対的瞳孔求心路障害が観察され,網膜の検査で網膜中心静脈閉塞症が認められた.

CRITICAL CARE MEDICINE INTERACTIVE GRAPHIC

  • 循環ショックの 4 つの型
    Four Types of Circulatory Shock

    循環ショックの 4 つの型

    双方向性の図で,ショックの主要な 4 つの型:心原性ショック,血液分布異常性ショック,循環血液量減少性ショック,閉塞性ショックを,それぞれの症状と心エコー図所見とともに示す.

SOUNDING BOARD VIDEO

  • 他の医師の過誤について患者と話す
    Talking with Patients about Other Clinicians' Errors

    他の医師の過誤について患者と話す

    若い神経科医が,脳梗塞で受診した自分の患者の最近の心電図が正常と診断されていたものの,心房細動を示しているようであることに気づく.このビデオでは,明白な医療過誤に気づいた医師が直面する課題を示す.