ORIGINAL ARTICLES

• 高悪性度前立腺癌とフィナステリド
  High-Grade Prostate Cancer and Finasteride

  前立腺癌の予防にフィナステリドを用いた結果，プラセボと比較して低悪性度腫瘍のリスクは 43%低下した．高悪性度腫瘍の頻度はフィナステリド群のほうが高かったが，長期追跡調査の結果，生存に群間で有意差は示されなかった．

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• 早産児に対する非侵襲的人工換気戦略
  Noninvasive Ventilation Strategies in Preterm Infants

  非侵襲的換気が適応の超低出生体重児を対象とした無作為化試験において，経鼻間欠的陽圧換気療法（IPPV）は，気管支肺異形成症を伴わない生存率に関して，経鼻持続気道陽圧療法（CPAP）と同程度であった．

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• DSTYK とヒトの尿路発生
  DSTYK and Human Urinary Tract Development

  常染色体優性遺伝形式をとる先天性尿路奇形症候群の 1 家族を対象としたエクソーム塩基配列決定により，セリン–スレオニンとチロシンの二重特異性プロテインキナーゼ遺伝子（DSTYK）の変異が認められ，他の血縁関係のない患者においても確認された．DSTYK はヒトの尿路発生の主な決定因子であることが明らかにされた．

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• HCV 遺伝子型 1 型感染に対するファルダプレビルとデレオブビル
  Faldaprevir and Deleobuvir for HCV Genotype 1 Infection

  この第 2b 相試験では，プロテアーゼ阻害薬（ファルダプレビル）と非ヌクレオシド系ポリメラーゼ阻害薬（デレオブビル）にリバビリンを併用するインターフェロンを用いないレジメンが，C 型肝炎ウイルス慢性感染の治療に有効であった．

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• 本態性振戦に対する集束超音波視床破壊術
  Focused Ultrasound Thalamotomy for Essential Tremor

  非対照非盲検予備的試験において，MRI ガイド下集束超音波視床破壊術を行った患者 15 例の本態性振戦が改善した．有害作用として感覚異常などがあり，4 例で持続した．この試験は小規模であったため，この手技の安全性は評価しえなかった．

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MEDICAL PROGRESS

• 原発性高シュウ酸尿症
  Primary Hyperoxaluria

  原発性高シュウ酸尿症は，内因性シュウ酸塩の過剰産生を伴う常染色体劣性疾患の一群である．この総説では，この疾患の理解を深めた，生化学的，遺伝学的，治療上の重大な進歩について論じている．

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CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

• 血尿を呈し膀胱内に腫瘤を有する男性
  A Man with Hematuria and a Mass in the Bladder

  肉眼的血尿を呈し膀胱内に腫瘤を有する 71 歳の男性が，がんセンターを受診した．6 週間前に，凝血塊を伴う無痛性血尿が発現した．CT と膀胱鏡検査により，膀胱頸部に分葉腫瘤が認められた．診断検査が行われた．

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