The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

November 9, 2017
Vol. 377 No. 19

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • BRAF 変異陽性の悪性黒色腫に対する術後補助療法
    Adjuvant Therapy for Melanoma with BRAF Mutations

    BRAF 変異陽性悪性黒色腫の外科切除を受けた患者において,術後補助療法としてダブラフェニブとトラメチニブを 1 年間経口投与した例では,プラセボを投与した例よりも,3 年再発リスクが 53%低かった.

  • 進行悪性黒色腫に対するニボルマブとイピリムマブとの比較
    Nivolumab vs. Ipilimumab for Advanced Melanoma

    進行悪性黒色腫の切除術を受ける患者 900 例超を対象とした無作為化試験で,ニボルマブによる術後補助療法は,イピリムマブによる術後補助療法と比較して,12 ヵ月無再発生存率が高く(70.5% 対 60.8%),有害事象が少ないことに関連した.

  • 内分泌療法後の乳癌リスク
    Breast-Cancer Risk after Endocrine Therapy

    5 年間の内分泌療法後,無病状態にあった約 63,000 例の乳癌女性を対象とした 88 試験のメタ解析において,5~20 年間での再発リスクは 10~41%の範囲で,リンパ節転移の状態と腫瘍悪性度に依存していた.

  • 大動脈弁置換術および僧帽弁置換術における人工弁
    Prostheses for Aortic- and Mitral-Valve Replacement

    カリフォルニア州全体のデータを用いて,弁置換術の転帰が検討された.生体弁は機械弁と比較して,大動脈弁置換術では 55 歳に達するまで,僧帽弁置換術では 70 歳に達するまでの患者で,長期死亡率が高いことに関連していた.

  • 急性・重症患者の輸血に用いる赤血球の保存期間
    Age of Red Cells for Transfusion in Critical Illness

    急性・重症成人患者を対象とした大規模盲検無作為化試験において,平均保存期間 11.8 日の赤血球が輸血された群と,平均保存期間 22.4 日の赤血球が輸血された群とのあいだで,90 日死亡率に有意差は認められなかった.

REVIEW ARTICLE

  • DNA 修復経路に関わる遺伝性疾患
    Genetic Diseases in DNA-Repair Pathways

    ゲノム統合性の維持には,DNA 損傷の種類に応じて調節される細胞プロセスが必要である.DNA 修復経路における単一遺伝子の異常は,損傷した修復経路に関するわれわれの理解と必ずしも一致しない,多様な臨床表現型をもたらす.

PERSPECTIVE

  • 次の「ハービー」「イルマ」「マリア」に備える
    Preparing for the Next Harvey, Irma, or Maria

    異常事態によって,医学と公衆衛生についてわれわれが何をわかっていて,何をわかっていないのかが浮き彫りになることが多い.この数週間で,ハリケーンの「ハービー」「イルマ」「マリア」の襲来により,災害の影響とその軽減に関する知識ギャップが明らかになった.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 関節リウマチに対する金糸鍼
    Gold Thread Acupuncture for Rheumatoid Arthritis

    関節リウマチに対する金糸鍼

    関節リウマチに対して薬物治療歴と鍼治療歴のある 58 歳の女性.両手の単純 X 線画像にて,重度の関節変形とともに,関節周囲に多数の短い金糸が認められた.

REVIEW ARTICLE INTERACTIVE GRAPHIC

  • 単一遺伝子性 DNA 修復障害
    Monogenic DNA-Repair Disorders

    単一遺伝子性 DNA 修復障害

    DNA 修復障害は,多様な臨床表現型を示す不均一な疾患群で構成される. 双方向性の図に,DNA 修復経路に関連する生化学的プロセスと,遺伝的・臨床的特徴がまとめられている.

NEJM QUICK TAKE

  • III 期悪性黒色腫患者の生存を改善する
    Improving Survival in Stage III Melanoma

    III 期悪性黒色腫患者の生存を改善する

    皮膚悪性黒色腫の発生率は近年上昇し続けている.III 期の患者は,切除後の再発と,転移性悪性黒色腫による死亡のリスクがある.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • ハリケーン「マリア」の上陸
    Hurricane Maria on the Ground

    Carmen Zorrilla が,プエルトリコのある病院がハリケーン「マリア」にどのように対応したか,またこの島に次に起こりうることについて論じている.