- 目 次
-
This Week at NEJM.org
NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です．
May 23, 2013
Vol. 368 No. 21
-
嚢胞性線維症の患児における気管支拡張症
Bronchiectasis in Children with Cystic Fibrosis嚢胞性線維症の患者では，気管支拡張症は深刻な病態を引き起こす．この研究では，患児を診断時から 3 歳まで追跡した．生後 3 ヵ月の時点での肺の好中球エラスターゼ活性が，持続性の気管支拡張症と関連していた．
-
スタージ–ウェーバー症候群とポートワイン母斑
Sturge–Weber Syndrome and Port-Wine Stainスタージ–ウェーバー症候群と非症候性ポートワイン母斑は，GNAQ の体細胞変異によって引き起こされる．比較的軽度の非症候性母斑を引き起こす変異は，スタージ–ウェーバー症候群を引き起こす変異よりも，発達過程の遅い段階で発現することが示唆されている．
-
低線量 CT による肺癌スクリーニング
Low-Dose CT Screening for Lung Cancer全米肺スクリーニング試験（NLST）で初回スクリーニングを受けた参加者では，低線量 CT での陽性率は胸部 X 線の 3 倍であり（27% 対 9%），I 期の肺癌が 2 倍以上多く検出された（158 人 対 70 人）．
-
運動失調と性腺機能低下症
Ataxia and Hypogonadismこの報告では，運動失調と性腺機能低下症の原因が，ユビキチン化経路の 2 つの蛋白質に影響を及ぼす変異にあることが示されており，その変異は，特定の蛋白質の細胞除去に影響を及ぼしている．
-
急性冠症候群の発症機序
Pathogenesis of Acute Coronary Syndromes心臓発作は冠動脈狭窄から発症するという考えは，脂質代謝，炎症，マクロファージ活性化，コラーゲン分解，プラーク破裂といったプロセスを単純化しすぎている．ここで示されている洞察は，治療と予防に向けた新たなアイディアにつながっている．
-
出来高払い制による診療報酬を段階的に廃止する
Phasing Out Fee-for-Service Payment医師報酬改革に関する国家委員会は，出来高払いを段階的に廃止することを勧告し，過渡期にそのモデルを変えるための戦略について概説している．委員会は，評価と管理が，手技と同等に評価されるように，診療報酬体系の見直しを助言している．
-
銃による暴力に対する公衆衛生的アプローチ
Public Health Approach to Gun Violence公衆衛生的介入により，交通事故死は 80%減少した．著者らは，銃による暴力を防止するための，より安全な銃の設計や製造を含めた公衆衛生的アプローチについて論じている．
-
栄養障害性皮膚石灰沈着症
Dystrophic Calcinosis Cutis
41 歳の女性が，限局型全身性強皮症と皮膚筋炎を呈し，オーバーラップ症候群と診断された．殿部と肘には硬い皮下腫瘤を認め，臨床的にも，X 線像上でも進行していた．
-
原発性自然気胸の針吸引
Needle Aspiration of Primary Spontaneous Pneumothorax
広範な原発性自然気胸，または臨床的に重大な息切れを起こしている気胸に対しては積極的介入が必要である．このビデオでは，成人の原発性自然気胸に対して，針吸引を行うための手技と必要な装置を概説する．
-
急性骨髄性白血病
Acute Myeloid Leukemia
NEJM.org で，急性骨髄性白血病の病因に関与する遺伝的イベントの相互作用を説明するビデオをご覧いただけます．
SOUNDING BOARD
IMAGES IN CLINICAL MEDICINE
VIDEOS IN CLINICAL MEDICINE
ORIGINAL ARTICLE VIDEOS
