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This Week at NEJM.org
NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.
May 16, 2019
Vol. 380 No. 20
This Week in the JOURNAL
ORIGINAL ARTICLES
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心臓デバイスに用いる抗菌エンベロープ
Antibacterial Envelope for Cardiac Devices感染は心臓植込み型電子デバイス留置の既知の合併症である.心臓デバイス留置を受ける患者 6,983 例を対象とした無作為化対照試験で,抗菌エンベロープの感染予防効果が検討された.エンベロープにより感染は 40%減少した.
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塞栓源不明の脳塞栓症に対するダビガトラン
Dabigatran in Embolic Stroke of Unknown Source無作為化試験で,塞栓源不明の脳塞栓症後の二次塞栓予防に,ダビガトラン(110 mg/日または 150 mg/日)はアスピリン(100 mg/日)よりも有効ではなかった.大出血の頻度は 2 群で同程度であった.
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LIMS1 ゲノムミスマッチと腎移植拒絶反応
LIMS1 Genomic Mismatch and Kidney Transplant Rejectionこの研究では,腎移植レシピエントにおける同種感作の危険因子として,遺伝子破壊変異体を検索した.非主要組織適合抗原をコードする LIMS1 の座位上のゲノム衝突に,同種移植片拒絶反応および抗 LIMS1 IgG2,IgG3 の産生との関連が認められた.
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乳癌における PI3K の阻害
Inhibition of PI3K in Breast Cancerホルモン受容体陽性乳癌患者の約 40%に PIK3CA 変異が生じる.PI3K 阻害薬であるアルペリシブをフルベストラントに併用した群では,無増悪生存期間の中央値が 11 ヵ月であったのに対し,プラセボ+フルベストラント群では 5.7 ヵ月であった.アルペリシブ群では高血糖,発疹,下痢がより多かった.
CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL
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黄疸を呈した男性
A Man with Jaundiceオピオイド使用障害と C 型肝炎ウイルス感染の既往がある 55 歳の男性が黄疸を訴えて受診した.アラニンアミノトランスフェラーゼ値 2,698 U/L,アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ値 2,869 U/L,総ビリルビン値 21.6 mg/dL であった.診断のためのさらなる検査が行われた.
CORRESPONDENCE
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ミトコンドリア病のリスクを予測する
Predicting the Risk of Mitochondrial Diseaseミトコンドリア病の子どもをもつリスクの予測は,相当な変動の範囲内ではあるが,母親が保有する変異ミトコンドリアゲノムの割合に基づいて行うことができる.
Videos, Images, and Multimedia
IMAGES IN CLINICAL MEDICINE
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トーンワルト囊胞
Tornwaldt's Cyst60 歳の男性が増悪する鼻閉と後鼻漏を訴えて受診した.鼻咽腔ファイバースコープにて,上咽頭正中に平滑な,淡紅色の囊胞性腫瘤を認めた.トーンワルト囊胞に一致する病変である.
CLINICAL DECISIONS
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「先生,アスピリンは毎日飲み続けるべきですか?」
“Doctor, Should I Keep Taking an Aspirin a Day?”心血管疾患のリスクがある人に対するアスピリンに関するこの双方向性の記事では,冠動脈疾患と脳卒中の一次予防目的でのアスピリンの使用を支持するエッセイ,反対するエッセイとともに,1 件の症例を紹介する.
REVIEW ARTICLE
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粘液閉塞性肺疾患
Muco-Obstructive Lung Diseasesこの総説では,粘液産生の正常な機序と,気道粘液の過剰産生を特徴とする頻度の高い病態,たとえば慢性閉塞性肺疾患(COPD),囊胞性線維症,非囊胞性線維症性気管支拡張症では,粘液産生の機序にどのような異常が生じているのかについて論じる.
NEJM QUICK TAKE
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心臓デバイス植込み後の感染を予防する
Preventing Infection after Cardiac-Device Implantation世界では,毎年約 150 万例が心臓植込み型デバイスの植込み術を受ける.予防的抗菌薬投与,外科ベストプラクティスの実践にもかかわらず,このような心臓デバイス留置後の感染は依然として主要な合併症である.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW
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医学における分類
Classification in MedicineDaphna Stroumsa が,医療における分類システムの限界と,患者に対する潜在的な影響について論じる.