The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

July 4, 2019
Vol. 381 No. 1

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 前立腺癌に対するアパルタミドとアンドロゲン除去の併用
    Apalutamide plus Androgen Deprivation in Prostate Cancer

    無作為化試験で,アンドロゲン受容体阻害薬アパルタミドをアンドロゲン除去療法に追加することで,画像(MRI を含む)上の無増悪生存期間と全生存期間が延長するかどうかが検討された.両評価項目について,アパルタミドはプラセボよりも有意に有効であった.

  • 軟骨無形成症の小児に対するボソリチド
    Vosoritide in Children with Achondroplasia

    軟骨無形成症では内軟骨性骨化が障害される.ボソリチドは,内軟骨性骨化の刺激因子である C 型ナトリウム利尿ペプチドの生物学的アナログ製剤である.軟骨無形成症の小児を対象とした第 2 相用量設定試験および延長試験で,ボソリチドの 1 日 1 回投与により年間成長速度が持続的に増加した.

  • 膜性腎症に対するリツキシマブとシクロスポリンとの比較
    Rituximab or Cyclosporine in Membranous Nephropathy

    膜性腎症患者を対象とした無作為化比較試験で,リツキシマブは,12 ヵ月の時点での蛋白尿の完全寛解・部分寛解導入に関してシクロスポリンに対し非劣性であり,24 ヵ月の時点までの蛋白尿の寛解維持に関して優越性を示した.

  • 短報:脳幹脳炎における抗 KLHL11 自己抗体
    Brief Report: Anti-KLHL11 Autoantibody in Rhombencephalitis

    精上皮腫の既往がある男性で従来の抗 Ma2 自己抗体が陰性の脳幹脳炎および小脳炎が発現した.ファージディスプレイにより,kelch 様蛋白 11 特異的 IgG 抗体が検出された.同じ抗体が保存検体を含めた他の男性 12 例で検出された.

CLINICAL PROBLEM-SOLVING

  • 脱力と息切れ
    Weak and Winded

    鎌状赤血球症と片頭痛の既往がある 22 歳の女性が脱力を訴えて受診した.この日は脱力により転倒した.脱力はこの 6 ヵ月間で徐々に進行し,この数週間で,立つこと,階段を上ること,子どもを抱き上げることが困難になったという.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • Enterobius vermicularis(蟯虫)感染
    Enterobius vermicularis (Pinworm) Infection

    Enterobius vermicularis(蟯虫)感染

    32 歳の女性が,肛門の痒みと出血を訴えて受診した. 大腸内視鏡検査で,Enterobius vermicularis(蟯虫)感染が明らかになった(動画で紹介する).

FRONTIERS IN MEDICINE

  • ヒトゲノムの未知の領域
    Uncharted Regions of the Human Genome

    ヒトゲノムの未知の領域

    ゲノムは決まった長さのひものようなものではない.DNA の大きな断片の多くは,存在する場合としない場合があり,これが病因性のゲノム変異に主に寄与している.この種の変異は標準的な DNA 配列決定では検出できないことが多いが,新しい DNA 配列決定技術が明らかにするのに役立っている.この総説には,概要動画,イラスト付きの用語解説,著者へのインタビュー音声が付属する.

CLINICAL PRACTICE AUDIO

  • 鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎
    Chronic Rhinosinusitis with Nasal Polyps

    鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎

    鼻茸を伴う軽症の慢性副鼻腔炎患者には,ステロイド鼻腔内投与と生理食塩水洗浄が推奨される.より重症の場合には,ステロイド全身投与を短期間行うことがある.ステロイドが無効であれば,鼻茸を切除する手術を検討してもよい.

NEJM QUICK TAKE

  • 前立腺癌における生存期間を延長させる
    Prolonging Survival in Prostate Cancer

    前立腺癌における生存期間を延長させる

    最近の試験から,転移性去勢感受性前立腺癌患者でアンドロゲン除去療法を他の薬剤と併用した場合に,無増悪生存期間と全生存期間が延長することが示されているが,既存薬との併用は有害事象と QOL 低下を伴う場合がある.新しい研究知見が短い動画に
    まとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • エスケタミンの FDA 承認
    FDA Approval of Esketamine

    エスケタミンの FDA 承認

    Roy Perlis が,治療抵抗性うつ病に対する選択肢としてのエスケタミンについて論じている.