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November 15, 2001 Vol. 345 No. 20

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インターフェロン α - 2b による急性 C 型肝炎の治療
Treatment of Acute Hepatitis C with Interferon Alfa-2b

E. JAECKEL AND OTHERS

背景

C 型肝炎ウイルス(HCV)に感染している人々は,多くの場合,慢性感染症に移行して,ウイルスの駆除がむずかしくなる.われわれは,急性期における治療によって,慢性感染症への移行を予防できるか否かを明らかにしようと試みた.

方 法

1998~2001 年の期間に,ドイツ全国において,急性 C 型肝炎に罹患した患者を 44 例同定した.これらの患者に,500 万単位のインターフェロン α- 2b を,皮下注射によって4 週間連日,その後は 20 週間にわたって週 3 回投与した.血清中の HCV RNA 量を,この治療法の実施前,実施中,ならびに終了後 24 週目に測定した.

結 果

44 例の患者の平均年齢は 36 歳であった;25 例が女性であった.9 例は薬物の静注使用によって HCV に感染し,14 例は針刺し事故による刺傷,7 例は医療処置,10 例は性行為によって感染した; 4 例は感染経路を特定することができなかった.感染してから肝炎の徴候あるいは症状がはじめて出現した時点までの平均期間は 54 日間で,感染からこの治療法を開始するまでの平均期間は 89 日間であった.治療終了時および追跡調査終了時において,43 例(98%)の患者は,血清 HCV RNA 量が検出限界以下で,アラニンアミノトランスフェラーゼ(GPT)値が正常であった.HCV RNA 量は,治療が平均で 3.2 週間終了した後に検出限界以下になった.12 週間後に副作用によって治療を中止した 1 例の患者を除いたすべての患者において,この治療法は優れた忍容性を示した.

結 論

インターフェロン α - 2b による急性 C 型肝炎の治療は,慢性感染症を予防する.

英文アブストラクト ( N Engl J Med 2001; 345 : 1452 - 7. )