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This Week at NEJM.org

June 17, 2021 Vol. 384 No. 24

June 17, 2021
Vol. 384 No. 24

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 妊娠女性における mRNA Covid-19 ワクチンの安全性
    mRNA Covid-19 Vaccine Safety in Pregnant Persons

    CDC のワクチン安全性監視システムである「ワクチン接種後体調チェッカー v-safe」と,v-safe の妊娠登録,ワクチン有害事象報告システム(VAERS)の予備的データからは,mRNA Covid-19 ワクチンの接種を受けた妊娠女性における明らかな安全性シグナルは示されなかった.母体,妊娠,新生児の各転帰の特徴をより明らかにするためには,さらにデータが必要である.

  • 心停止後の低体温療法と常温療法との比較
    Hypothermia or Normothermia after Cardiac Arrest

    この試験では,院外心停止後,昏睡状態にある患者が,目標体温を 33℃として低体温療法を行う群と,常温療法を行い,発熱した場合に治療する群に無作為に割り付けられた.6 ヵ月の時点での死亡と機能的転帰に,群間で有意差は認められなかった.

  • 天疱瘡に対するリツキシマブとミコフェノール酸モフェチルとの比較
    Rituximab vs. Mycophenolate Mofetil for Pemphigus

    52 週間の試験で,リツキシマブは,尋常性天疱瘡の寛解の維持とグルココルチコイドの使用量減少に関してミコフェノール酸モフェチルよりも優れていることが明らかにされた.重篤な有害事象は,リツキシマブのほうがミコフェノール酸モフェチルよりも多かった.

  • HIV 感染者における心臓突然死
    Sudden Cardiac Death in Persons with HIV

    剖検研究において,HIV 感染者は,HIV 感染が確認されていない例よりも心臓突然死と推定される死亡と心筋線維化の発生率が高いことが示された.HIV 感染者における心臓突然死とみられる死亡の約 1/3 は,潜在的な薬物の過量摂取が原因であった.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 咳嗽,発熱,息切れを呈する男性
    A Man with Cough, Fever, and Shortness of Breath

    81 歳の男性が,発熱,咳嗽,息切れを訴えて受診した.受診後数時間以内に,胸痛と呼吸困難が出現した.胸部 X 線検査で,両側にびまん性の肺胞性陰影が下肺野末梢優位に認められ,肺門周囲は比較的影響が少なかった.診断のための検査が行われた.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • Curvularia alcornii 感染
    Curvularia alcornii Infection

    Curvularia alcornii 感染

    53 歳の男性が,発熱と,突然の下腿麻痺を訴えて受診した.画像検査で 9 cm 大の仮性上行大動脈瘤と,複数の動脈塞栓が認められた.術中組織培養で黒色真菌 C. alcornii の発育が確認された.

REVIEW ARTICLE

  • 肝硬変患者における感染症
    Infections in Patients with Cirrhosis

    肝硬変患者における感染症

    肝硬変を有する患者は,特発性細菌性腹膜炎,多剤耐性菌感染症,腸内細菌感染症など,重篤な感染症のリスクが高い.院内死亡率は 50%を超える.正確な診断がなされるまで,経験的抗菌薬治療が行われる.

CLINICAL DECISIONS

  • 不確かなセリアック病の診断
    Uncertain Diagnosis of Celiac Disease

    不確かなセリアック病の診断

    胸焼けを訴え,セリアック病の家族歴を有する 1 例に関するこの双方向性の特集記事では,症例の提示後,グルテンフリー食を推奨すべきかについて,見解の異なる 2 つのエッセイを示す.

NEJM QUICK TAKE

  • 尋常性天疱瘡を治療する
    Treating Pemphigus Vulgaris

    尋常性天疱瘡を治療する

    尋常性天疱瘡は自己免疫性皮膚疾患で,粘膜または皮膚,あるいはその両方に水疱とびらんが生じる.一次治療としてリツキシマブが推奨されているが,ステロイド減量薬の第一選択薬と比較した有効性については大規模な検討はなされていない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 女性教員とパンデミック
    Female Faculty and the Pandemic

    女性教員とパンデミック

    Reshma Jagsi が,学術的医学における女性に Covid-19 が及ぼす影響と,公平性を促進する機会について論じている.