The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

年間購読お申込み
  • 目 次
  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

August 24, 2017
Vol. 377 No. 8

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • リウマチ性心疾患の世界的な負担
    Global Burden of Rheumatic Heart Disease

    世界疾病負担研究のデータによると,2015 年におけるリウマチ性心疾患による死亡は 319,400 件,症例数は 3,340 万例であった.死亡率と有病率はオセアニア,南アジア,サハラ以南の中央アフリカがとくに高かった.

  • 2 型糖尿病におけるデグルデクとグラルギンとの比較
    Degludec versus Glargine in Type 2 Diabetes

    2 型糖尿病で心血管イベントのリスクが高い患者を対象とした無作為化二重盲検試験において,基礎インスリンであるデグルデクは,主要心血管イベントに関して,グラルギンに対する非劣性を示した.

  • 強化血圧治療と患者報告アウトカム
    Intensive Blood-Pressure Treatment and Patient-Reported Outcomes

    高血圧で心血管リスクの高い患者に強化治療を行ったところ,標準治療よりも心血管イベントの発生率が低かった SPRINT 試験の二次解析で,患者報告アウトカムは両群で同等であることが示された.

SPECIAL ARTICLE

  • 強化血圧コントロールの費用
    Cost of Intensive Blood-Pressure Control

    費用対効果分析において,強化血圧コントロール(目標 120 mmHg 未満)は,標準血圧コントロール(目標 140 mmHg 未満)と比較して増分費用対効果比が 1 質調整生存年(QALY)獲得あたり約 47,000 ドルであった.

REVIEW ARTICLE

  • 肝疾患の診断
    Diagnosis of Liver Disease

    振動制御過渡エラストグラフィや磁気共鳴エラストグラフィなどの組織の粘弾性定数を計測する画像検査技術の進歩により,肝疾患の診断手段として肝生検を行う必要性が低下してきている.

PERSPECTIVE

  • 情報セキュリティに対する脅威
    Threats to Information Security

    最近のランサムウェアによる攻撃によって,世界中の組織の機能が止まり,大混乱に陥った.医療の提供が情報システムにますます依存するのに伴い,これらのシステムの混乱は,患者に危害をもたらしうる診療の混乱につながる.

  • 人 対 自然
    Man versus Nature

    州の尊厳死法の利用を決めた患者の終末期の訪問診療からしぶしぶ帰る道中で,医師はある楽曲を耳にし,この経験を人 対 自然の弁証法の観点から見直す.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 虚血腸管における静脈うっ血
    Venous Congestion in Ischemic Bowel

    虚血腸管における静脈うっ血

    57 歳の男性が腸間膜虚血の徴候と症状を訴えて受診した.術中の動画で,拍動を伴う腸間膜静脈内のガスの存在を示す.

NEJM QUICK TAKE

  • リウマチ性心疾患の有病率
    Prevalence of Rheumatic Heart Disease

    リウマチ性心疾患の有病率

    リウマチ性心疾患の有病率はこの数十年で世界的に,とくに高所得国で低下している.現在の世界的な負担はどうなっているのか? 新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 依存症医療として診療を行う
    Practicing Addiction Medicine

    あらゆる領域の医師が,自分の患者のオピオイド使用障害に対処する方法について Alison Rapoport が論じている.