The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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日本語アブストラクト

September 26, 2002 Vol. 347 No. 13

慢性 C 型肝炎ウイルス感染に対するペグインターフェロン α -2a とリバビリンの併用投与
Peginterferon Alfa-2a plus Ribavirin for Chronic Hepatitis C Virus Infection

M.W. FRIED AND OTHERS

背景

慢性 C 型肝炎ウイルス(HCV)感染患者では,ペグインターフェロン α -2a 単独投与は,インターフェロン α -2a 単独投与に比べて,有意に高い持続的なウイルス学的反応を起す.われわれは,慢性 C 型肝炎の初期治療における,ペグインターフェロン α -2a とリバビリンの併用投与,インターフェロン α -2b とリバビリンの併用投与,およびペグインターフェロン α -2a 単独投与の有効性と安全性を比較した.

方 法

合計 1,121 例の患者を無作為に治療に割付け,週 1 回 180 m g のペグインターフェロン α -2a と連日のリバビリン(体重によって 1,000 mg または 1,200 mg)の併用投与,週 1 回のペグインターフェロン α -2a と連日のプラセボの併用投与,または週 3 回 300 万ユニットのインターフェロン α -2b と連日のリバビリンの併用投与を 48 週間行う試験投薬を,少なくとも 1 回行った.

結 果

ペグインターフェロン α -2a とリバビリンの併用投与患者は,持続的なウイルス学的反応(治療中止 24 週間後に検出可能な HCV RNA がないことと定義)を示した割合が,インターフェロン α -2b とリバビリンの併用投与患者(56% 対 44%,P<0.001),およびペグインターフェロン α -2a 単独投与患者(56% 対 29%,P<0.001)に比べて,有意に高かった.HCV 遺伝子型 1 を有し,持続的なウイルス学的反応を示した患者の割合は,3 つのレジメンでそれぞれ,46%,36%,21%であった.HCV 遺伝子型 1 を有し,投与前の HCV RNA 濃度が高かった患者では,持続的なウイルス学的反応を示した患者の割合は,それぞれ,41%,33%,13%であった.3 つの投与レジメンの全体的な安全性プロファイルはほぼ同じであった;インフルエンザ様症状とうつ病の発現率は,ペグインターフェロン α -2a 投与を受けた 2 群のほうが,インターフェロン α -2b とリバビリンの併用投与群よりも低かった.

結 論

慢性 C 型肝炎患者において,週 1 回のペグインターフェロン α -2a とリバビリンの併用投与は,インターフェロン α -2b とリバビリンの併用投与と同様に忍容され,インターフェロン α -2b とリバビリンの併用投与やペグインターフェロン α -2a 単独投与に比べて,持続的なウイルス学的反応率を有意に改善した.

英文アブストラクト ( N Engl J Med 2002; 347 : 975 - 82. )