The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

年間購読お申込み
  • 目 次
  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

September 26, 2013
Vol. 369 No. 13

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • C. difficile の多様な感染源
    Diverse Sources of C. difficile Infection

    Clostridium difficileC. difficile) はどこからくるのか? この英国からの報告では,3 年間に全ゲノム配列決定で評価した C. difficile 分離株 1,223 株のうち,45%以上が過去のあらゆる分離株と遺伝的に異なっていた.

  • 機械弁置換患者におけるダビガトランの検証
    Dabigatran in Patients with Mechanical Heart Valves

    第 2 相試験において,機械弁置換患者を,抗凝固薬としてダビガトランを投与する群とワルファリンを投与する群のいずれかに無作為に割り付けた.ダビガトラン投与によって,脳卒中(5% 対 ワルファリン 0%)と重大な出血(4% 対 2%)の発生率が上昇した.

  • 補体結合性抗 HLA 抗体と移植腎
    Complement-Binding Anti-HLA Antibodies and Kidney Allografts

    この研究では,ドナー特異的抗 HLA 抗体の補体結合能の評価が,移植腎廃絶のリスクが高い患者の同定に役立ち,リスク層別化を改善し治療の指針となる可能性があることが示された.

  • 移植後のサイトメガロウイルス感染症予防
    Prevention of Cytomegalovirus after Transplantation

    造血細胞移植を受けた患者を対象とした用量設定試験において,CMX001 の 100 mg 週 2 回の経口投与により,プラセボと比較して,サイトメガロウイルスイベントのリスクが 37%から 10%に低下したことが示された.

  • 短報:筋電図解析によるロボットレッグの制御
    Brief Report: Robotic Leg Control with EMG Decoding

    膝関節離断術を受けた 31 歳の男性が,残存する大腿の,生来の神経支配筋と,外科的に神経再支配された筋からの筋電図(EMG)信号を用いることで,ロボットレッグの制御が向上した.

CRITICAL CARE MEDICINE

  • 蘇生輸液
    Resuscitation Fluids

    静脈内輸液は,集中治療室で蘇生に広く用いられている.この論文では,利用可能なさまざまな輸液とその選び方を概説する.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 耳痛,不明瞭な発語,運動失調を呈する男性
    A Man with Otalgia, Slurred Speech, and Ataxia

    19 歳の男性が,伝染性単核球症の発症から 1 ヵ月後に,耳痛,不明瞭な発語,運動失調で受診した.耳痛は鼓膜切開術と抗菌薬療法の後に改善したが,運動失調は悪化し,認知機能障害が発現した.

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE VIDEO

  • 尿毒症性心膜炎
    Uremic Pericarditis

    尿毒症性心膜炎

    違法な静注薬物の常習者である 36 歳の男性が,腎不全,浮腫,心膜摩擦音で受診した.腎生検により半月体形成性糸球体腎炎が明らかになった.心エコー検査のビデオで,心膜滲出液と,心膜腔を横断する線維ストランドが認められる.

BRIEF REPORT VIDEOS

  • ロボットレッグの制御
    Control of a Robotic Leg Prosthesis

    ロボットレッグの制御

    実験室環境外でのロボットレッグのリアルタイムの制御と歩行をビデオでご覧いただけます.

PERSPECTIVE INTERACTIVE GRAPHIC

  • 人工内耳
    Cochlear Implants

    人工内耳

    双方向性の図で人工内耳の機能を詳細に示しており,音声の試聴も可能です.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 医学部 3 年制
    The 3-Year Medical School

    Richard Schwartzstein が,3 年制の医学部教育課程の賛否について論じる.