ORIGINAL ARTICLES

• 前立腺癌の生化学的再発におけるエンザルタミド
  Enzalutamide in Biochemical Relapse of Prostate Cancer

  臨床試験において，非転移性去勢抵抗性前立腺癌で，前立腺特異抗原（PSA）倍加時間が短い男性の無転移生存期間の中央値は，エンザルタミドを投与した群で 36.6 ヵ月，プラセボを投与した群で 14.7 ヵ月であった．転倒と心疾患はエンザルタミドのほうが多かった．

  • オリジナルサイト
  • 日本語アブストラクト

• 喘息患者の経口ステロイドの減量のためのデュピルマブ
  Dupilumab for Decrease in Oral Glucocorticoids for Asthma

  喘息に対して経口ステロイドを使用している患者は，インターロイキン-4 およびインターロイキン-13 受容体複合体のシグナル伝達を標的とするモノクローナル抗体，デュピルマブをレジメンに追加した場合，プラセボを追加した場合と比較して，ステロイドの減量に成功した．

  • オリジナルサイト
  • 日本語アブストラクト

• 中等症～重症喘息に対するデュピルマブ
  Dupilumab for Moderate-to-Severe Asthma

  コントロール不良喘息に対し，インターロイキン-4 とインターロイキン-13 の受容体モノクローナル抗体デュピルマブを標準療法に追加した場合，プラセボを追加した場合と比較して重症発作の発生率が約 50%低下した．

  • オリジナルサイト
  • 日本語アブストラクト

• 喘息に対する長時間作用性 β₂ 刺激薬の安全性
  Safety of Long-Acting β₂-Agonists in Asthma

  4 件の臨床試験で，長時間作用性 β₂ 刺激薬と吸入ステロイドを併用した場合，吸入ステロイドを単独で使用した場合と比較して，重篤な喘息イベントの頻度が上昇することはなく，発作の頻度が低いことに関連した．

  • オリジナルサイト
  • 日本語アブストラクト

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

• 発熱，関節痛，精巣痛を呈する男性
  A Man with Fever, Arthralgias, and Testicular Pain

  64 歳の男性が，発熱，関節痛，精巣痛の評価を受けるため受診した．臨床検査にて，白血球増多，血中 C 反応性蛋白値の上昇，顕微鏡的血尿を認めた．超音波検査にて，精巣水瘤を認めた．診断のための検査が行われた．

  • オリジナルサイト

CORRESPONDENCE

• Clostridium difficile に対する便微生物
  Fecal Microbiota for Clostridium difficile

  Clostridium difficile は院内で起こる感染性下痢症の主な原因である．新しい治療戦略が必要とされている．この投書では，一次治療としての糞便治療に関する予備的データの評価が行われている．

  • オリジナルサイト

PERSPECTIVE

• 人格性と政府の三権
  Personhood and the Three Branches of Government

  人格性運動は，人（human being）の権利が発生するのは出生前であり，受胎あるいは受精した時点であるということを法的に認識させることを目的としている．そうすることで，生殖補助医療を根本的に変える恐れがある．

  • オリジナルサイト