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September 11, 1997 Vol. 337 No. 11

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これまで抗レトロウイルス治療を受けていた HIV 感染成人におけるインジナビル,ジドブジンおよびラミブジンによる治療
TREATMENT WITH INDINAVIR, ZIDOVUDINE, AND LAMIVUDINE IN ADULTS WITH HIV INFECTION AND PRIOR ANTIRETROVIRAL THERAPY

R.M. GULICK AND OTHERS

背景

新規プロテアーゼ阻害剤はヒト免疫不全ウイルス(HIV)の強力な阻害剤であり,その他の抗レトロウイルス剤と併用すると,HIV 複製の強い持続的な抑制を引き起すことが可能であるかもしれない.

方 法

この二重盲検試験において,ジドブジン治療を少なくとも 6 ヵ月行ったことがあり,CD4 細胞数が 50 ~ 400/mm3 で,HIV RNA が 20,000 コピー/mL 以上である HIV 感染症患者 97 人を無作為割付けして,三つの治療のいずれかを 52 週まで行った: インジナビル 800 mg を 8 時間ごと; ジドブジン 200 mg を 8 時間ごととラミブジン 150 mg 1 日 2 回投与の併用; または 3 剤併用.患者を追跡調査して,副作用の発生およびウイルス量と CD4 細胞数の変化をモニターした.

結 果

最初の 24 週間,HIV RNA の減少は 3 剤併用群では他の群より大きかった(各比較について p < 0.001).24 週目に RNA 濃度が 500 コピー/mL 未満に減少したのは,3 剤併用群では患者 31 人中 28 人(90%),インジナビル群では患者 28 人中 12 人(43%),ジドブジン–ラミブジン群では患者 30 人中 0 人であった.最初の 24 週間での CD4 細胞数の増加は,インジナビルを投与した 2 群では,ジドブジン–ラミブジン群より大きかった(各比較について,p ≦ 0.01).ウイルス量および CD4 細胞数の変化は 52 週まで持続した.すべての治療法は,一般的によく忍容された.

結 論

これまで抗レトロウイルス療法を受けていたほとんどの HIV 感染患者において,インジナビル,ジドブジンおよびラミブジンを併用すれば,1 年間にわたって HIV RNA 濃度を 500 コピー/mL 未満に減少させる.

英文アブストラクト ( N Engl J Med 1997; 337 : 734 - 9. )