The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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日本語アブストラクト

October 12, 2006 Vol. 355 No. 15

体重減量の維持に対する自己調整プログラム
A Self-Regulation Program for Maintenance of Weight Loss

R.R. Wing and Others

背景

体重減量に成功した者の多くは落とした体重が元に戻ることから,体重を維持する方法を指導するプログラムが必要である.われわれは,自己調整理論に基づいた維持プログラムを開発し,対面あるいはインターネットでプログラムを伝えることの効果を検証した.

方 法

過去 2 年間に平均 19.3 kg 減量した被験者 314 名を,以下の 3 群に無作為に割り付けた.割付け群は,対照群として年 4 回ニュースレターを受け取る群(105 例),対面による介入群(105 例),インターネットによる介入群(104 例)とした.2 つの介入群のプログラム内容は同一であり,毎日の体重測定および自己調整の重要性を強調した.また,これらの群との接触頻度も同等であった.主要転帰は 18 ヵ月間の体重増加とした.

結 果

平均(±SD)体重増加は,対面群で 2.5±6.7 kg,インターネット群で 4.7±8.6 kg,対照群で 4.9±6.5 kg であり,対面群と対照群間で有意差が認められた(2.4 kg,95%信頼区間 [CI] 0.002~10.8,P=0.05).18 ヵ月間で体重が 2.3 kg 以上戻った被験者の割合は,対照群(72.4%)のほうが,対面群(45.7%,絶対差 27%,95% CI 14~39,P<0.001)やインターネット群(54.8%,絶対差 18%,95% CI 5~30,P=0.008)よりも有意に高かった.毎日の体重測定の頻度は,両介入群で増加し,体重が 2.3 kg 以上戻るリスクの減少と関連していた(P<0.001).

結 論

体重減量は,年 4 回ニュースレターを受け取る場合と比較して,毎日の体重測定に基づく自己調整プログラムを行った場合に維持され,とくに対面でプログラムを伝えた場合により維持された.(ClinicalTrials.gov 番号:NCT00067145)

英文アブストラクト ( N Engl J Med 2006; 355 : 1563 - 71. )