The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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日本語アブストラクト

August 9, 2018 Vol. 379 No. 6

低リスク未産婦における分娩誘発と待機的管理との比較
Labor Induction versus Expectant Management in Low-Risk Nulliparous Women

W.A. Grobman and Others

背景

低リスク未産婦における妊娠 39 週での分娩誘発が周産期や母体に及ぼす影響は明らかではない.

方 法

多施設共同試験で,妊娠 38 週 0 日~38 週 6 日の低リスク未産婦を,妊娠 39 週 0 日~39 週 4 日で分娩誘発を行う群と,待機的管理を行う群に無作為に割り付けた.主要転帰は周産期死亡または重度の新生児合併症の複合とし,主な副次的転帰は帝王切開とした.

結 果

3,062 例を分娩誘発群,3,044 例を待機的管理群に割り付けた.主要転帰は,誘発群の新生児の 4.3%と待機的管理群の新生児の 5.4%に発生した(相対リスク 0.80,95%信頼区間 [CI] 0.64~1.00).帝王切開の頻度は,誘発群のほうが待機的管理群よりも有意に低かった(18.6% 対 22.2%,相対リスク 0.84,95% CI 0.76~0.93).

結 論

低リスク未産婦における妊娠 39 週での分娩誘発によって,周産期の複合有害転帰の頻度は有意には低下しなかったが,帝王切開の頻度は有意に低下した.(ユニス・ケネディ・シュライバー米国国立小児保健・人間発達研究所から研究助成を受けた.ARRIVE 試験:ClinicalTrials.gov 登録番号 NCT01990612)

英文アブストラクト ( N Engl J Med 2018; 379 : 513 - 23. )