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April 3, 2025 Vol. 392 No. 13

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先天性下痢・腸症の遺伝的構造
The Genetic Architecture of Congenital Diarrhea and Enteropathy

Z. Gaibee and Others

方 法

次世代シーケンシングにより,精確な治療アプローチが可能となり,希少疾患の小児の生活が改善している.先天性下痢・腸症(CODEs)は,高い合併症発症率および死亡と関連している.この病態の治療は,大部分が支持療法であるが,遺伝子診断に基づく新たな標的療法として,特別食,薬物療法,外科的介入などがある.

結 果

単一遺伝子性の先天性下痢症が疑われる乳児のエクソームまたはゲノムを解析した.新たに関連が示唆された遺伝子の変異の影響を,細胞モデルとゼブラフィッシュモデルを用いて検討した.

結 論

単一遺伝子性の先天性下痢症が疑われた発端者の乳児 129 例から成る症例シリーズにおいて,NEUROG3 の新規創始者変異などの原因変異が,62 例(48%)で同定された.細胞モデルとゼブラフィッシュモデルでは,CODEs に関連する新規遺伝子として,さらに GRWD1MYO1AMON1A の 3 つを発見し,機能に関する特徴を明らかにした.

CODEs 患者の大規模な症例シリーズにおいて,CODE 疾患の多様な遺伝的構造の特徴を明らかにし,CODEs に関連する新規遺伝子を 3 つ同定した.(米国国立衛生研究所ほかから研究助成を受けた.)

英文アブストラクト ( N Engl J Med 2025; 392 : 1297 - 309. )