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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

August 25, 2005
Vol. 353 No. 8

ORIGINAL ARTICLE

  • 早期流産に対する内科的管理と外科的管理の比較
    Medical versus Surgical Management of Early Pregnancy Failure

    早期流産した女性を対象としたこの無作為試験では,ミソプロストール 800 μg を経腟投与(必要な場合は反復投与)した結果,すべての受胎産物が排出され,大半の女性で安全であったことが示された(30 日目で 84%,吸引群では 97%).これらの結果は,早期流産の管理におけるミソプロストールの使用を支持している.

  • 腎移植におけるベラタセプトによる共刺激遮断
    Costimulation Blockade with Belatacept in Renal Transplantation

    腎移植は,末期腎疾患患者に対する標準的治療法であるが,現行の免疫抑制レジメン,とくにカルシニューリン阻害薬を用いた免疫抑制レジメンは,腎障害を引き起す.この非劣性試験では,試験用の選択的共刺激遮断薬であるベラタセプトとシクロスポリンの,6 ヵ月の時点における急性拒絶反応の発生率は同等であった.しかし,腎機能保護と移植腎症予防においては,ベラタセプトのほうが優れている可能性がある.

  • 増殖糖尿病網膜症におけるエリスロポエチン
    Erythropoietin in Proliferative Diabetic Retinopathy

    この研究では,増殖糖尿病網膜症および他の眼疾患において,硝子体のエリスロポエチン濃度と血管内皮増殖因子(VEGF)濃度を測定した.エリスロポエチン濃度と VEGF 濃度の上昇は,それぞれ独立に増殖糖尿病網膜症と関連していた.in vitro 研究から,エリスロポエチンの抑制で網膜血管新生が阻害されることが示された.これらのデータは,エリスロポエチンが,増殖糖尿病網膜症の網膜血管新生において,VEGF と独立して働く強力な虚血誘導性血管新生因子であることを示唆している.

  • 乳癌における微小転移と予後
    Micrometastasis and Prognosis in Breast Cancer

    転移癌細胞について骨髄検査を受けた乳癌女性,約 5,000 人を登録した 9 件の臨床試験に関するプール解析では,乳癌診断時の骨髄転移の存在が,予後不良と関連していた.

CLINICAL PRACTICE

  • 慢性不眠
    Chronic Insomnia

    46 歳の女性が,15 年間にわたる入眠困難と睡眠維持困難を訴えている.女性はほぼ毎晩入眠に 2 時間かかり,すぐに眠れた場合も午前 2 時には目が覚め,ふたたび眠ることはできない.就寝時間は午後 11 時で,それより遅く床に就いても眠りやすくなることはない.女性に睡眠時呼吸障害や下肢静止不能症候群の症状はなく,不眠以外の点では健康である.この症例をどのように管理すべきであろうか?

MECHANISMS OF DISEASE

  • 神経幹細胞と神経膠腫の起源
    Neural Stem Cells and the Origin of Gliomas

    神経膠腫の治療には,この 25 年間ほとんど進展がみられていない.その原因の 1 つは,これらの腫瘍の起源細胞や,その細胞が悪性化する機序が十分に解明されていないことにある.この総説では,神経膠腫は神経幹細胞から発生するとして,この考え方の臨床的意義について論じている.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • ジョギング中に突然意識を失った男性
    A Man with Sudden Loss of Consciousness while Jogging

    40 歳ぐらいの男性がジョギング中に転倒し,意識を失って頭を打った.救急救命士によれば,高血圧と頻脈がみられたが,血糖値は正常で,上肢には自発運動が認められた.救急診療部での身体診察では頭皮裂傷がみられたのみであった.頭部 CT では,頭蓋内の出血は確認されなかった.