The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

February 17, 2011
Vol. 364 No. 7

ORIGINAL ARTICLE

  • ステージ 3+ 未熟児網膜症に対するベバシズマブ
    Bevacizumab for Stage 3+ Retinopathy of Prematurity

    この試験では,ステージ 3+の未熟児網膜症を治療するために,ベバシズマブの単回硝子体内注射を行った.ゾーン I 網膜症の患児では,血管新生の再発予防にベバシズマブが従来のレーザー治療より高い効果を示したが,ゾーン II 後極部網膜症の患児ではそのような効果は示されなかった.

  • 特発性膜性腎症におけるリスク対立遺伝子
    Risk Alleles in Idiopathic Membranous Nephropathy

    3 つの白人患者集団において,特発性膜性腎症の遺伝的基盤を検討するために,独立したゲノムワイド関連研究を行った.染色体 6p21 上の HLA-DQA1 対立遺伝子が,この疾患に有意に関連することがわかった.

  • 膠芽腫における NFKBIA 欠失
    NFKBIA Deletions in Glioblastomas

    この研究では,膠芽腫において癌抑制遺伝子 NFKBIA が欠失していることが示され,これらの腫瘍では,NFKBIA 欠失と EGFR 増幅とのあいだに,ある程度の排他的関係があることが示唆された.NFKBIA 欠失と EGFR 増幅は,ともに不良な生存期間と関連している.

  • 中国におけるインフルエンザ A(H1N1)ワクチンの安全性
    Safety of Influenza A (H1N1) Vaccine in China

    2009 年のパンデミックインフルエンザ A(H1N1)株の出現に伴い,ワクチンが速やかに開発された.中国疾病対策予防センターからのこの報告では,約 9,000 万回の接種実施後も,安全性に関する事象に重要なパターンは認められなかった.

MECHANISMS OF DISEASE

  • 低酸素と炎症
    Hypoxia and Inflammation

    この総説では,さまざまな疾患において,全身低酸素・局所低酸素状態と炎症とが関連することを示す,新たなエビデンスを取り上げている.このエビデンスから,病巣内が低酸素状態となる特定の癌など,炎症性の疾患・病態に対する新しい治療法の可能性が示されている.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 前立腺癌治療後に血尿をきたした男性
    A Man with Hematuria after Therapy for Prostate Cancer

    65 歳の男性が,前立腺癌に対する小線源療法を受けてから 10 年後に,血尿と尿道腫瘍のため受診した.膀胱鏡検査と生検で,前立腺部尿道腺癌を認めた.大腸内視鏡所見は正常であった.手術が施行された.

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 血栓溶解療法後の舌血腫
    Lingual Hematoma after Thrombolytic Therapy

    血栓溶解療法後の舌血腫

    66 歳の女性が,心筋梗塞に対する血栓溶解療法とレスキュー血管形成術を受けた後,舌の灼熱感を訴えた.診察で,舌血腫を示唆する,著明に青黒く変色した舌の腫脹を認めた.

CLINICAL PRACTICE AUDIO

  • 連鎖球菌性咽頭炎
    Streptococcal Pharyngitis

    今回の Clinical Practice では,A 群連鎖球菌性咽頭炎の疑い例に推奨される評価法と治療法について概説する.

VIDEOS IN CLINICAL MEDICINE

  • 血液ガス分析のための動脈穿刺
    Arterial Puncture for Blood Gas Analysis

    血液ガス分析のための動脈穿刺

    このビデオでは,血液ガス分析を目的とした橈骨動脈穿刺の適切な手技を実演する.

INTERACTIVE MEDICAL CASE

  • 潜んでいるもの
    Lying Low

    潜んでいるもの

    この双方向の特集記事では,間欠的な錯乱を訴えて救急部を受診した,88 歳の女性の症例を紹介する.NEJM.org で,この症例の検査法を指示し,ご自身の診断・治療技術を確認し,ほかの方と比較してください.