The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

July 21, 2011
Vol. 365 No. 3

ORIGINAL ARTICLE

  • ホジキンリンパ腫に対する ABVD と BEACOPP の比較
    ABVD vs. BEACOPP for Hodgkin's Lymphoma

    進行期ホジキンリンパ腫に対する BEACOPP 併用化学療法と ABVD 化学療法の比較が行われた.BEACOPP 療法は,初期の高い完全寛解率と無再発率に関連していたが,より多くの短期毒性と長期毒性の発現にも関連していた.

  • 頸動脈内膜中膜厚と心血管イベント
    Carotid Intima-Media Thickness and Cardiovascular Events

    著者らは,頸動脈内膜中膜厚を心血管イベントの危険因子として検討した.内頸動脈の測定値のほうが総頸動脈の測定値よりもリスク評価能が高かったが,その差はわずかであった.

  • イラク・アフガニスタン帰還兵における細気管支炎
    Bronchiolitis in Soldiers Returning from Iraq and Afghanistan

    イラク・アフガニスタンから帰還した兵士に呼吸困難が認められている.この症例集積研究では,イラクまたはアフガニスタンでの軍務後に米国陸軍の体力基準を満たせなくなった兵士のコホート集団において,肺生検により狭窄性細気管支炎が同定された.

  • 短報:異なる T 細胞サブセットと別個の皮膚病
    Brief Report: Different T-Cell Subsets and Distinct Skin Diseases

    アトピー性湿疹では 2 型ヘルパー T 細胞を原因とする皮膚浸潤がもっとも多いが,乾癬では主に 1 型と 17 型がみられる.それらはいずれも異なる型の抗原により誘発されるが,一方の型による浸潤は他方に拮抗するため,おおむね相互に排他的である.

REVIEW ARTICLES

  • 医学の進歩:小児における発熱有熱性尿路感染症
    Medical Progress: Febrile Urinary Tract Infections in Children

    生後 8 年間に女児の約 7~8%と男児の 2%が尿路感染症(UTI)を発症する.すべての UTI が腎臓に及ぶわけではないが,急性腎盂腎炎は小児において頻度の高い,重篤な細菌感染症の一つである.この総説では,このテーマに関するさまざまな見解の概要を述べる.

PERSPECTIVE

  • 電子たばこ? 薬物送達デバイス?
    E-Cigarette or Drug-Delivery Device?

    法廷が電子たばこを薬物送達デバイスとして扱えないようにしたため,FDA は電子たばこをたばこ製品として規制する意向である.FDA がたばこに対する新しい権限を発動するまでは,濃縮ニコチン製品の消費者への販売は可能で,安全性の懸念が浮上している.

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • パミドロン酸療法による X 線写真上の縞状の線
    Radiographic Zebra Lines from Pamidronate Therapy

    パミドロン酸療法による X 線写真上の縞状の線

    骨形成不全症 IV 型の 6 歳男児が,転倒後に右脚の疼痛で救急部を受診した.単純 X 線撮影で,脛骨に変位のない横骨折が認められた.画像検査では,X 線で縞状の線の存在も認められた.

CORRESPONDENCE VIDEO

  • フットボール選手の頸椎(C6)骨折の生体力学的測定
    In Vivo Biomechanical Measurements of a Football Player's C6 Spine Fracture

    フットボール選手の頸椎(C6)骨折の生体力学的測定

    スポーツは,脊椎損傷の原因として頻度が高い.ビデオ映像は,頭を下げた状態でのタックル時に,頸椎骨折を負った 18 歳のフットボール選手を記録している.選手のヘルメットの遠隔測定システムにより,衝撃の位置と大きさが測定された.

CLINICAL PRACTICE AUDIO

  • グルココルチコイド誘発性骨疾患
    Glucocorticoid-Induced Bone Disease

    この論文は,グルココルチコイドの使用に関連して,低骨密度でなくとも生じうる骨粗鬆症と骨壊死のリスクを概説する.本稿では,リスクを低下させる戦略と,それを裏づけるデータについて論じている.

INTERACTIVE MEDICAL CASE

  • 眠れる巨人
    A Sleeping Giant

    この双方向の特集記事では,腹痛,大量の寝汗,頭部全体に広がる非拍動性の痛み,歯に放散する左上顎痛を呈する 71 歳の女性の症例を紹介する.