The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

  • 目 次
  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

June 26, 2014
Vol. 370 No. 26

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 心房細動と原因不明の脳卒中
    Atrial Fibrillation and Cryptogenic Stroke

    原因不明の脳卒中患者では,検出されていない心房細動が脳卒中の原因である可能性がある.1 つ目の試験では,原因不明の脳卒中を発症し,30 日間の集中的心電図モニタリングに無作為に割り付けられた患者では,標準的な 24 時間心電図に割り付けられた患者よりも,心房細動検出率が高かった(16% 対 3%).2 つ目の無作為化試験では,原因不明の脳卒中患者における心房細動の検出には,植込み型心臓モニターのほうが,従来の心電図モニタリングよりも優れていた.

  • クリプトコックス髄膜炎診断後の抗レトロウイルス療法開始時期
    Timing of ART after Cryptococcal Meningitis

    HIV 感染に対する治療は可能な限り早期に行うほうが有益であることを示唆するデータの発表が続いている.急性クリプトコックス髄膜炎を呈し,HIV 感染の診断を新たに受けた患者での抗レトロウイルス療法(ART)開始時期を評価したこの試験では,早期開始は死亡率の上昇と関連していた.

  • 短報:中東呼吸器症候群コロナウイルスのラクダからの伝播
    Brief Report: MERS-CoV Transmission from Camels

    中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)のヒト感染源は明らかではないが,病原体保有動物としてコウモリとラクダが疑われている.この報告では,ヒト感染死亡 1 例への直接伝播に,疫学的,血清学的,ウイルス学的データから,1 頭のラクダとの密接な関連が認められた.

CRITICAL CARE MEDICINE

  • ICU における尊厳死
    Dying with Dignity in the ICU

    患者が,予期された死を ICU で迎えることは最近ではめずらしくない.この総説では,患者の家族・医療者間で意見の不一致がない場合の,終末期に関する問題を取り上げる.

REVIEW ARTICLE

  • 癌患者の血栓予防
    Thromboprophylaxis in Patients with Cancer

    癌患者は血栓症のリスクが高く,血栓が生じた場合の全生存率はより不良である.著者は入手可能なデータを要約し,血栓予防で利益を得る可能性のある患者を判定するための指針を示している.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 呼吸困難と次第に悪化する肺疾患を呈する男性
    A Man with Dyspnea and Progressively Worsening Lung Disease

    肺気腫と炎症性大腸炎の既往を有する 65 歳の男性が,呼吸困難と低酸素血症を呈し,肺疾患が次第に悪化したため入院した.胸部画像検査にて,びまん性すりガラス状陰影が認められた.診断検査が行われた.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • エアバッグによる両眼角膜剝離
    Bilateral Corneal Abrasions from an Airbag

    エアバッグによる両眼角膜剝離

    17 歳の女児が, エアバッグが展開した自動車事故の直後に,両眼に霧視と異物感が生じたため救急部を受診した.事故発生時,女児は助手席でシートベルトを着用していた.

INTERACTIVE PERSPECTIVE

  • 1938~2013 年の薬剤開発と FDA 承認
    Drug Development and FDA Approval, 1938–2013

    1938~2013 年の薬剤開発と FDA 承認

    この双方向の図は,FDA による新薬の承認に関わる主要な立法と規制,年ごと・治療分野ごとの承認,迅速な承認のための FDA のさまざまなプログラムの使用傾向を示す.

INTERACTIVE MEDICAL CASE

  • 平衡を失う
    Off Balance

    平衡を失う

    この双方向性の特集記事では,64 歳の男性が不安定歩行,視覚変化, 全身脱力感,頭痛,活動時の呼吸困難悪化のため受診した.NEJM.org でご自身の診断・治療技術を試してください.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 死亡の歴史
    The History of Death

    David Rothman が,米国における,変わりゆく死と臨終へのアプローチについて論じている.