The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

May 19, 2016
Vol. 374 No. 20

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 心房細動に対する心拍数調節と洞調律維持との比較
    Rate versus Rhythm Control for Atrial Fibrillation

    術後に心房細動を新規発症した患者に,心拍数調節または洞調律維持を行ったこの試験では,発症後 60 日の時点での入院率,合併症発症率,心房細動の持続している割合に有意差は認められなかった.

  • ダナゾールとテロメア
    Danazol and Telomeres

    テロメア短縮が認められる患者のテロメア短縮をダナゾール治療によって抑制させられるかどうかを評価する目的でデザインされた試験で,24 ヵ月間の治療により,12 例中 11 例で,実際にはテロメアの伸長が認められた.

  • 虚血性僧帽弁閉鎖不全症の手術治療
    Surgical Treatment of Ischemic Mitral Regurgitation

    冠動脈バイパス術を受ける中等度の虚血性僧帽弁閉鎖不全症患者 301 例を対象とした無作為化試験の 2 年間の追跡調査で,僧帽弁形成術を追加した例で左室機能,左室リモデリングの改善は認められなかった.

  • 肥満の不妊女性に対する生活習慣プログラム
    Lifestyle Program in Obese Infertile Women

    肥満の不妊女性を対象とした無作為化試験で,不妊治療を開始する前に 6 ヵ月間生活習慣介入を行っても,2 年間の追跡調査中の単胎健常児の経腟分娩率は,治療をすぐに開始した場合と比較して,高くはなかった.

REVIEW ARTICLE

  • 冠動脈バイパス術
    Coronary-Artery Bypass Grafting

    冠動脈バイパス術(CABG)はよく行われている.CABG によって多枝冠動脈疾患患者の生存期間が延長するが,より重症の冠動脈疾患患者,糖尿病合併患者,左室機能不全患者はとくに利益を得る可能性が高い.

SPECIAL REPORT

  • ジカウイルスと先天異常 — 因果関係を示すエビデンス
    Zika Virus and Birth Defects — Evidence of Causality

    ジカウイルス感染はこの 1 年でアメリカ大陸全土に急速に拡大した.米国疾病管理予防センター(CDC)に所属する著者らは,エビデンスレベルが,胎児期曝露と小頭症とに因果関係があることを示し,ジカウイルスが催奇形性であると宣言するのに必要な閾値を超えたと判断している.

PERSPECTIVE

  • 第一次世界大戦と現代の医療
    The Great War and Modern Health Care

    現代の医療や病院は第一次世界大戦によってもたらされたと考えられているが,同じくらい重要な貢献を果たしたものにリハビリテーション医学の確立がある.この領域によって,退役軍人局設立への道がひらかれた.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 歯の動揺と過度の口渇感
    Loose Teeth and Excessive Thirst

    歯の動揺と過度の口渇感

    36 歳の男性が,口腔内痛と歯の動揺で受診した.受診前の 6 ヵ月間に 4 本の歯が自然脱落した.また,受診前の 4 ヵ月間に口渇感増強と頻尿がみられた.血中電解質濃度から,高ナトリウム血症と脱水が明らかになった.

NEJM QUICK TAKE

  • 性ホルモンによるテロメアの伸長
    Elongation of Telomeres by a Sex Hormone

    性ホルモンによるテロメアの伸長

    テロメアは DNA 複製のたびに短縮し,テロメアが短いほど疾患に関連する.男性ホルモンはテロメラーゼ遺伝子の発現を調節する.合成アンドロゲンによる治療は,テロメアの短縮を抑制するであろうか? 最新の研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 「ムーン」を詳しく見る
    A Closer Look at the “Moon”

    Greg Simon が,米国癌ムーンショット計画と,その目標である,米国における癌研究の促進について論じている.