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This Week at NEJM.org
NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.
May 5, 2022
Vol. 386 No. 18
This Week in the JOURNAL
ORIGINAL ARTICLES
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円形脱毛症に対するバリシチニブ
Baricitinib for Alopecia Areata円形脱毛症は,脱毛という苦痛をもたらす疾患であり,ヤヌスキナーゼ(JAK)に依存するサイトカインを一部介して発症する.2 件の 36 週間の無作為化試験で,JAK1・JAK2 阻害薬であるバリシチニブは,脱毛の程度を改善した.
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早期 SARS-CoV-2 感染に対する回復者血漿
Convalescent Plasma for Early SARS-CoV-2 Infection有症状の早期 SARS-CoV-2 感染患者に回復者血漿を投与する多施設共同二重盲検試験で,1,225 例が,症状発現後 9 日以内に回復者血漿の投与を受ける群と,対照血漿の投与を受ける群に無作為に割り付けられた.入院にいたる Covid-19 関連疾患進行の頻度は,回復者血漿の投与を受けた患者のほうが有意に低かった.
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イスラエルにおける 4 回目のワクチン接種の有効性
Efficacy of a Fourth Vaccine Dose in Israelイスラエルでは,2021 年後半にオミクロン株の感染拡大によって Covid-19 が増加し,2022 年 1 月初旬に BNT162b2 ワクチンの 2 回目のブースター接種が承認された.この論文では,60 歳以上のイスラエル人における 4 回目接種の有効性を報告している.2 回目のブースター接種後 4 週目における重症 Covid-19 の発生率は,3 回接種の 3.5 分の 1 であった.
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早期 Covid-19 に対するイベルメクチン
Ivermectin for Early Covid-19一般に使用されている複数の治療薬が Covid-19 の治療に検討されている.二重盲検無作為化プラセボ対照試験で,Covid-19 の症状発現後 7 日以内に投与されたイベルメクチンは,いかなる臨床的利益も示さなかった.
CLINICAL PROBLEM-SOLVING
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振り返る
Looking Back82 歳の女性が,3 週間前から続く重度の腰痛,固縮,食欲不振,歩行困難,残尿感を訴えて救急部を受診した.しびれ,刺痛,脱力,サドル型感覚消失,便失禁はなかった.
CLINICAL IMPLICATIONS OF BASIC RESEARCH
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細胞選別における進歩
Advances in Cell Sorting蛍光活性化細胞選別装置は,全蛍光量に基づいて細胞を同定する(目的のバイオマーカーが蛍光マーカーで標識付けされる).各細胞内の蛍光パターンに基づいて細胞を選別し,特定の形態学的特徴をもつ細胞を同定することのできる新たな方法は,創薬において役立つ可能性がある.
Videos, Images, and Multimedia
IMAGES IN CLINICAL MEDICINE
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原発性皮膚ブラストミセス症
Primary Cutaneous Blastomycosis53 歳の庭師が,4 ヵ月前から続く左腰臀部の痒みを伴う紅色の隆起性皮疹を訴えて受診した.診察で,痂皮形成を伴う多数の疣贅状結節・局面が認められた.
CLINICAL PRACTICE AUDIO
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非特異的腰痛
Nonspecific Low Back Pain非特異的腰痛は,特異的な原因を除外することで診断される.通常は病歴聴取と身体診察が行われ,画像検査は必ずしも適応とはならない.急性非特異的腰痛の患者には,その状態について教育を行い,活動性を維持するよう助言すべきであり,大部分は数週間で回復する.慢性非特異的腰痛に対しては,運動療法や行動療法が推奨される.
NEJM QUICK TAKE
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円形脱毛症に対するバリシチニブ
Baricitinib for Alopecia Areata円形脱毛症の治療選択肢は限られている.ヤヌスキナーゼ 1 および 2 の経口阻害薬であるバリシチニブは,第 2 相試験で有望な結果が示されたが,追加データが必要であった.2 件の第 3 相試験から得られた新しい知見が,短い動画にまとめられている.
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Covid-19 外来患者に対する回復者血漿
Convalescent Plasma for Covid-19 in Outpatients回復者血漿を用いた Covid-19 の治療は比較的安価であるが,発症後まもない外来患者における利益は明らかにされていない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
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Covid-19 に対する早期イベルメクチン
Early Ivermectin for Covid-19抗寄生虫薬イベルメクチンが Covid-19 の治療薬として可能性があるといわれてきたが,その有効性を評価した複数の試験の結果は一致していない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
PERSPECTIVE VIDEO INTERVIEW
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安全性を脅かすことなく創薬を加速させる
Accelerating Discovery without Jeopardizing SafetyKushal Kadakia が,21 世紀治療法(21st Century Cures Act [Cures 1.0]),治療法 2.0(Cures 2.0),そして Covid-19 から得た,医薬品開発における教訓について論じている.