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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

August 25, 2022
Vol. 387 No. 8

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • ヒトにおけるサル痘の臨床的特徴
    Clinical Features of Monkeypox in Humans

    この報告では,16 ヵ国で同定されたサル痘症例 528 例について記述されている.皮疹,粘膜病変,発熱,嗜眠,リンパ節腫脹が頻度の高い臨床所見であった.入院した患者はほとんどいなかった.

  • 糖尿病黄斑浮腫の治療
    Treatment of Diabetic Macular Edema

    一部の保険会社は,糖尿病黄斑浮腫の治療において,最初に安価なベバシズマブを投与する段階的治療を義務付けている.この試験では,2 つの治療,すなわちベバシズマブから開始する段階的治療と,より高価なアフリベルセプトによる単独療法とを比較した.

  • 多発性硬化症に対するウブリツキシマブとテリフルノミドとの比較
    Ublituximab vs. Teriflunomide in Multiple Sclerosis

    多発性硬化症患者を対象とした 2 件の並行無作為化試験で,ウブリツキシマブは,テリフルノミドと比較して,96 週の期間における再発率を低下させ,MRI 上の脳病変を減少させたが,障害には影響を及ぼさなかった.

  • 関節リウマチに対するオロキズマブとアダリムマブ
    Olokizumab and Adalimumab for Rheumatoid Arthritis

    関節リウマチ患者において,インターロイキン-6 に対するモノクローナル抗体であるオロキズマブは,12 週の時点で,プラセボに対して優越性を示し,アダリムマブに対して非劣性を示した.

REVIEW ARTICLE

  • 卵巣と卵管の病変
    Lesions of the Ovary and Fallopian Tube

    卵巣と卵管の病変

    卵巣と卵管の病変は頻度が高く,急性の場合も慢性の場合もある.診断のための評価は,良性の原因と悪性の原因を鑑別する目的でデザインされる.婦人科腫瘍専門医への紹介が必要になることが多い.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 囊胞性肺疾患を有する女性
    A Woman with Cystic Lung Disease

    48 歳の女性が腹痛の評価を受けた.CT では肝臓に複数の病変,肺に囊胞と結節が認められ,肝生検では好酸球の炎症性浸潤が認められた.診断がなされた.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 相対的瞳孔求心路障害
    Relative Afferent Pupillary Defect

    相対的瞳孔求心路障害

    霧視,眼球運動痛,左脚の脱力・感覚異常を訴える 13 歳の女児に,左眼の相対的瞳孔求心路障害が認められた(動画で示す).

NEJM QUICK TAKE

  • 16 ヵ国で発生したヒトにおけるサル痘
    Monkeypox in Humans across 16 Countries

    16 ヵ国で発生したヒトにおけるサル痘

    2022 年春,サル痘の症例が,蔓延地域のアフリカ以外にも拡大し,世界中で急速に増加した.その危険因子,臨床経過,転帰は,十分に明らかにされていない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 糖尿病黄斑浮腫に対するアフリベルセプト単独療法と最初にベバシズマブを投与する治療との比較
    Aflibercept or Bevacizumab First for DME

    糖尿病黄斑浮腫に対して,最初にベバシズマブを投与し,効果が不十分な場合にアフリベルセプトに切り替える治療と比較した,アフリベルセプト単独療法の相対的有効性は明らかにされていない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 再発性多発性硬化症に対するウブリツキシマブ
    Ublituximab in Relapsing Multiple Sclerosis

    再発性多発性硬化症に対するウブリツキシマブ

    再発性多発性硬化症の患者において,抗 B 細胞モノクローナル抗体ウブリツキシマブにより再発率が低下し,MRI 上の脳病変が減少したが,既存の治療薬と比較してどうかは明らかではない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 関節リウマチに対するオロキズマブ
    Olokizumab for Rheumatoid Arthritis

    関節リウマチに対するオロキズマブ

    関節リウマチの二次治療には,インターロイキン-6 受容体を標的とする薬剤が含まれる.インターロイキン-6 に直接結合する抗体であるオロキズマブが,新たな治療選択肢となる可能性がある.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 法と医師–患者関係
    Law and the Physician–Patient Relationship

    法と医師–患者関係

    Arthur Derse が,医師が自分の患者に対して負う義務と,医師–患者関係における課題について論じている.