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December 16, 1999 Vol. 341 No. 25

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成人の HIV-1 感染症の治療における エファビレンツ(Efavirenz)+ジドブジン+ラミブジンの併用,エファビレンツ +インジナビルの併用,インジナビル +ジドブジン+ラミブジンの併用
Efavirenz plus Zidovudine and Lamivudine, Efavirenz plus Indinavir, and Indinavir plus Zidovudine and Lamivudine in the Treatment of HIV-1 Infection in Adults

S. STASZEWSKI AND OTHERS

背景

エファビレンツ(Efavirenz)は,ヒト免疫不全ウイルス 1 型(HIV-1)の非ヌクレオシド系の逆転写酵素阻害薬である.今回,われわれは,エファビレンツを含んだ二つのレジメン,すなわちエファビレンツとプロテアーゼ阻害薬 1 剤との併用,およびエファビレンツとヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬 2 剤との併用を,標準的な 3 剤併用レジメンと比較した.

方 法

本試験の被験者は,ラミブジン,ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬およびプロテアーゼ阻害薬の治療をまったく受けたことのない患者,450 例であった.今回の非盲検試験では,患者を以下の 3 種のレジメンの一つに無作為に割り付けた: エファビレンツ(600 mg / 日の連日投与)+ジドブジン(300 mg × 2 回 / 日の連日投与)+ラミブジン(150 mg × 2 回/日の連日投与); プロテアーゼ阻害薬のインジナビル(800 mg / 8 時間ごと)+ジドブジン+ラミブジン; エファビレンツ+インジナビル(1,000 mg / 8 時間ごと)

結 果

血漿中の HIV-1 RNA 量が検出限界以下にまで抑制された患者は,エファビレンツとヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬の併用群が,インジナビルとヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬の併用群よりも多かった(70% 対 48%,p < 0.001).また,エファビレンツとインジナビルの併用レジメンの有効性(53%)は,インジナビル,ジドブジンおよびラミブジンの併用レジメンと同程度であった.CD4 の細胞数は,これらすべての併用レジメンで有意に増加した(増加の範囲,180 ~ 201 cells / mm3).有害事象のために治療を中止した患者は,インジナビルとヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬 2 剤との併用群が,エファビレンツとヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬 2 剤との併用群よりも多かった(43% 対 27%,p = 0.005).

結 論

HIV-1 感染成人の抗レトロウイルス療法としては,エファビレンツ,ジドブジンおよびラミブジンの併用療法が,インジナビル,ジドブジンおよびラミブジンの併用療法よりも,抗ウイルス活性が強く,忍容性にも優れている.

英文アブストラクト ( N Engl J Med 1999; 341 : 1865 - 73. )