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July 8, 1999 Vol. 341 No. 2

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米国における月の第 1 週目の死亡者数の増加 ― 薬物乱用とその他の死因との関連
An Increase in the Number of Deaths in the United States in the First Week of the Month

D.P. PHILLIPS, N. CHRISTENFELD, AND N.M. RYAN

背景

死亡率には,冬期にインフルエンザによる死亡率が増えたり長期休暇の週末に交通事故による死亡率が増えるというような,定期的な変動が認められる.これまでの研究では,精神分裂病の人々において,障害給付金の受領後の月はじめにコカインの使用割合と入院割合が増加することが示されている.

方 法

1973 ~ 1988年までの米国における全死亡診断書のコンピュータ化されたデータを用いて,月の第 1 週目の死亡者数とその前の月の最終週の死亡者数を比較した.

結 果

平均死亡者数は,1 日当り約 5,500 人,月 30 日換算で 1 月当り約 165,000 人であった.月の第 1 週目の死亡者数は,その前の月の最終週の死亡者数 100人当り 100.9 人(95%信頼区間,100.8 ~ 101.0)であった.これは,平均的な年では,月の第 1 週目の死亡者数がその前の月の最終週の死亡者数よりも約 4,320 人多いということに相当した.1983 ~ 1988 年では,薬物乱用および外的原因(自殺,事故および殺人など)による死亡については,月の第 1 週目の死亡者数は,その前の月の最終週の死亡者数 100 人当り 114.2 人(95%信頼区間,110.5 ~ 117.9)であった.月の第 1 週目の死亡者数には,薬物乱用,自然死,殺人,自殺,および交通事故などの多様な死因による有意な増加が認められた.

結 論

米国では,月の第 1 週目の死亡者数がその前の月の最終週よりも多くなっている.この月はじめの死亡者数の増加には,薬物乱用とその他の死因との関連が認められる.

英文アブストラクト ( N Engl J Med 1999; 341 : 93 - 8. )