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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

December 29, 2005
Vol. 353 No. 26

ORIGINAL ARTICLE

  • 早期乳癌の閉経後女性に対するレトロゾールとタモキシフェンの比較
    Comparison of Letrozole and Tamoxifen in Postmenopausal Women with Early Breast Cancer

    8,000 例を超える閉経後女性を対象に,ホルモン受容体陽性早期乳癌に対する補助療法として,レトロゾールとタモキシフェンを比較した無作為化試験では,レトロゾール群の無病生存期間が有意に長かった.5 年生存率はレトロゾール群で 84.0%,タモキシフェン群で 81.4%であった.

  • 血栓溶解療法不成功後の緊急血管形成術と反復的血栓溶解療法の比較
    Rescue Angioplasty or Repeated Thrombolysis after Failed Thrombolytic Therapy

    この多施設共同試験では,急性心筋梗塞に対する血栓溶解療法が不成功に終った患者を,反復的血栓溶解療法,保存的治療,緊急経皮的冠動脈インターベンション(緊急 PCI)に無作為に割付けた.無イベント生存率は,緊急 PCI 群の患者でより優れていた.

  • 鎌状赤血球症の患児における脳卒中に対する予防的輸血
    Prophylactic Transfusion to Prevent Stroke in Children with Sickle Cell Disease

    予防的輸血は,鎌状赤血球症の患児において脳卒中を予防することが示されているが,鉄過剰症になる危険性がある.輸血の中止に関するこの研究では,脳卒中のリスクが高くないと考えられる鎌状赤血球症の患児において,輸血の中止が,脳卒中の高リスクを示唆するドプラ血流記録や脳卒中そのものと関連していることが示された.

SPECIAL ARTICLE

  • 2005 年 5 月~10 月の ClinicalTrials.gov への登録
    Registration at ClinicalTrials.gov between May and October 2005

    2005 年 9 月 13 日に,医学雑誌編集者国際委員会(ICMJE)は,雑誌に投稿する臨床試験をすべて公開データベースに登録するよう要請した.この研究では,2005 年 5 月 11 日~ 10 月 11 日に ClinicalTrials.gov に登録された記録について検討した.データベースに登録された臨床試験の件数はほぼ倍増し,臨床試験に関する情報はより具体的になった.

CLINICAL PRACTICE

  • 急性肺水腫
    Acute Pulmonary Edema

    62 歳の男性に,進行性の呼吸困難,乾性咳嗽,微熱が 3 日間続いている.男性は血圧 100/60 mmHg,心拍数 110 拍/分,体温 37.9 ℃,室内空気下で酸素飽和度 86%である.胸部聴診では,両側に断続性ラ音と連続性ラ音が聴取される.胸部 X 線では,肺水腫に一致する両側性肺浸潤と,心陰影の軽度の拡大が認められる.急性肺水腫の原因を解明して適切な治療法を決定するために,この患者をどのように評価すべきであろうか?

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 圧痛を伴わない左下顎部腫脹が 1 ヵ月続く男性
    A Man with a One-Month History of Nontender Left Mandibular Swelling

    18 歳の男性が,徐々に進行する左下顎部の無痛性腫脹が 1 ヵ月続いていると訴えた.診察では,左下顎部に腫脹が認められたが,歯列は正常であった.画像検査では,左側の下顎枝と下顎体に大きな嚢胞性病変が認められた.診断検査と治療が行われた.