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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

December 8, 2011
Vol. 365 No. 23

ORIGINAL ARTICLE

  • 潜在性結核感染に対する 3 ヵ月のリファペンチン+イソニアジド投与
    Three Months of Rifapentine and Isoniazid for Latent TB

    潜在性結核感染の治療は公衆衛生の重要な戦略の一つであるが,イソニアジドを 1 日 1 回 9 ヵ月投与(270 回投与)することは,服薬遵守の点で課題となっている.この試験では,3 ヵ月のイソニアジド+リファペンチンの週 1 回投与(12 回投与)が,9 ヵ月のイソニアジド単独投与に対して非劣性であることが示された.

  • 血栓予防におけるアピキサバンとエノキサパリンの比較
    Apixaban vs. Enoxaparin for Thromboprophylaxis

    入院した内科疾患患者を対象としたこの臨床試験では,アピキサバンを用いた長期血栓予防(30 日)と,皮下エノキサパリンを用いたより短期の血栓予防(6~14 日)とで,同等の有効性を示した.出血はアピキサバン群のほうが多くみられた.

  • 実験的ノーウォーク疾患に対するノロウイルスワクチン
    Norovirus Vaccine against Experimental Norwalk Illness

    ノロウイルス感染は胃腸炎の一般的な原因であるが,特異的治療法も,感染を予防するワクチンも存在しない.この試験では,ノロウイルスワクチン候補の一つが実験的な相同ノロウイルス接種に対して中等度の防御能をもつことが示された.

  • 多発性硬化症と皮質病変
    Multiple Sclerosis and Cortical Lesions

    早期多発性硬化症患者における白質病変の生検時に採取された脳皮質組織の解析によって,皮質の脱髄性病変は頻度が高く,炎症性であることが示唆されている.

MECHANISMS OF DISEASE

  • 関節リウマチの発症機序
    Pathogenesis of Rheumatoid Arthritis

    関節リウマチの免疫機序に対する理解が進み,この疾患の自然経過を変化させ,死亡率を低下させる多数の新規治療薬が開発された.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 反復性の頻呼吸と呼吸困難を呈する乳児
    An Infant with Recurrent Tachypnea and Respiratory Distress

    生後 9 ヵ月の男児が,生後 5.5 ヵ月から頻呼吸と呼吸困難のエピソードを繰り返していて,聴診により呼気性喘鳴と細かい断続性ラ音,胸部 X 線撮影により過膨張,CT により両野のすりガラス状陰影が認められた.

PERSPECTIVE

  • 超高齢者と総合的な予後について話し合う
    Discussing Overall Prognosis with the Very Elderly

    年齢とともに平均余命が減少していくことは避けられないが,われわれは,これといった末期疾患を有しない高齢患者とは,総合的な予後について話し合うのを避ける傾向にある.しかし,そうすることによって,患者が自身の将来を情報に基づいて選択する能力を弱めてしまっているのかもしれない.

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE VIDEO

  • 内頸動脈解離と脳神経麻痺
    Internal-Carotid-Artery Dissection and Cranial-Nerve Palsies

    内頸動脈解離と脳神経麻痺

    45 歳の女性が,重度の嚥下障害,気息性の発声障害,左耳の耳痛と拍動性耳鳴を急激に発症し,3 日後に救急部を受診した.特記すべき病歴はない.

CLINICAL PRACTICE AUDIO

  • 中絶の依頼
    A Request for Abortion

    妊娠初期では,薬剤中絶により手術は回避されるが,疼痛と出血が増加し,不全流産のリスクがわずかに上昇する.データからは,いずれの中絶方法によっても,長期的なメンタルヘルスの問題や乳癌のリスクが上昇することもなく,また受胎能力に有害な影響が出ることもないことが示されている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 薬剤の安全性について学ぶ
    Learning about the Safety of Drugs

    薬剤疫学教授の Jerry Avorn が,サリドマイドと進展する薬剤の安全性に対する取組みについて論じる.

PERSPECTIVE VIDEO ROUNDTABLE

  • 個人への義務化の合憲性
    Constitutionality of the Individual Mandate

    個人への義務化の合憲性

    このビデオ討論会では Wendy Mariner が司会を務め,法学者の Jack Balkin,Ilya Somin とともに,連邦政府による個人の医療保険加入の義務化は違憲であるとして提起された多数の訴訟に焦点を当てて討議を行う.