The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

December 15, 2005
Vol. 353 No. 24

ORIGINAL ARTICLE

  • 全身性エリテマトーデスの女性における避妊方法に関する試験
    A Trial of Contraceptive Methods in Women with Systemic Lupus Erythematosus

    この単盲検試験では,全身性エリテマトーデスの女性 162 例を,混合型経口避妊薬,プロゲスチン単独ピル,銅製の子宮内避妊具のいずれかに無作為に割付けた.用いた避妊法の種類にかかわらず,全体的な疾患活動性と最大疾患活動性,増悪の発生率と確率,投薬の実施に有意差は認められなかった.

  • 全身性エリテマトーデスの女性における混合型経口避妊薬
    Combined Oral Contraceptives in Women with Systemic Lupus Erythematosus

    この二重盲検無作為化非劣性試験では,安定した全身性エリテマトーデスの閉経前女性において,疾患活動性に対する経口避妊薬の影響を前向きに評価した.その結果,経口避妊薬は,状態の安定している全身性エリテマトーデスの女性において,疾患増悪のリスクを増大させないことが示された.

  • 小児における致死的なインフルエンザ
    Fatal Influenza in Children

    2003~04 年のインフルエンザ流行期に,米国で小児(年齢の中央値,3 歳)のインフルエンザ関連死亡が 153 件報告された.小児の 53%にインフルエンザのリスクを高める疾患や他の慢性疾患があり,47%は「発症前は健康」と分類された.死亡率は,6 ヵ月未満の乳児でもっとも高かった.インフルエンザによる小児死亡率を低下させるために,ワクチン接種,診断,治療の改善を最優先に取り組むべきである.

  • 睡眠時無呼吸に対する心房オーバードライブペーシング
    Atrial Overdrive Pacing for Sleep Apnea

    高速心房ペーシング(心房のオーバードライブペーシング:AOP)は,一部の睡眠時無呼吸患者に有益である可能性がある.しかし,一連の中等度~重度の閉塞型睡眠時無呼吸患者を対象に AOP と経鼻的持続気道陽圧療法(n-CPAP)を比較した試験では,AOP に有意な効果はなく,一方 n-CPAP の効果は高かった.

CLINICAL PRACTICE

  • 多毛症
    Hirsutism

    19 歳の女性が,徐々にすすむ発毛に対して治療を求めている.この女性は高校時代から,週に 1 回上唇の毛を剃り,月に 1 回腹部と大腿に脱毛ワックスを塗っている.月経周期は正常である.身体診察では,体格指数が 31 である点と,腹部・大腿全体に微量の体毛および背部全体に中程度の体毛が認められる以外,目立った所見はない.陰核肥大は認められない.この患者をどのように評価し,治療すべきであろうか?

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • ネフローゼ症候群と高血圧を呈する妊娠女性
    A Pregnant Woman with the Nephrotic Syndrome and Hypertension

    エリテマトーデスと腎炎の既往がある 29 歳の女性が,妊娠第 2 期に浮腫,蛋白尿,血圧上昇のため入院した.入院後 3 週間は蛋白尿が持続し,貧血と血小板減少が発現・悪化し,血圧上昇が続いた.処置を行った.

SOUNDING BOARD

  • 人工栄養と水分補給の適切な実施
    Appropriate Use of Artificial Nutrition and Hydration

    テリ・シャイボの一件を含む最近の出来事から,人工栄養と水分補給に関する決定は,他の治療法に関する決定と同じように下すべきであるという,一般的な信念に社会は疑問を抱くようになっている.この論文では,この 20 年間,人工栄養と水分補給の実施に関する決定の指針となってきた原則について概説している.著者らは,人工栄養と水分補給に関する意思決定を改善するための,独自の勧告をまとめている.