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This Week at NEJM.org
NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.
September 17, 2020
Vol. 383 No. 12
This Week in the JOURNAL
ORIGINAL ARTICLES
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死産のエクソーム解析
Exome Sequencing Analysis in Stillbirth死産の遺伝的原因はほとんどわかっていない.この研究では,エクソーム解析を用いて比較的少ない症例で遺伝的原因を同定し,変異した場合に死産を引き起こす遺伝子をさらに見つけるにはどこを探せばよいか,興味深い手がかりを提供している.ウェブ上では双方向性の表と,イラスト付きの用語解説が付いている.
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ループス腎炎に対するベリムマブの 2 年間の試験
Two-Year Trial of Belimumab in Lupus Nephritis2 年間の第 3 相多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験で,活動性ループス腎炎患者に対する標準治療に加えて,ベリムマブを静脈内投与した場合の有効性と安全性を,プラセボを投与した場合と比較した.主要有効性としての腎反応が得られた患者は,ベリムマブ群のほうがプラセボ群よりも多かった.
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COPD に対する夜間酸素療法
Nocturnal Oxygen in COPD夜間に酸素飽和度低下がみられる慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者を,夜間酸素投与とプラセボ投与に割り付けた.目標登録数に達することができなかったために試験が中止された時点で,死亡または COPD 増悪の発生率は 2 群で同程度であった.
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悪性黒色腫に対する術後補助標的療法
Adjuvant Targeted Therapy in MelanomaBRAF V600 変異陽性の病期 III 悪性黒色腫患者に,ダブラフェニブ(BRAF 阻害薬)+トラメチニブ(MEK 阻害薬)による術後補助療法を 12 ヵ月間行ったところ,追跡期間 5 年の時点での無再発生存率は 52%であったのに対し,プラセボでは 36%であった.
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短報:難治性全身性エリテマトーデスに対するダラツムマブ
Brief Report: Daratumumab in Refractory Lupus全身性エリテマトーデスでは,CD38 を発現する長寿命形質細胞が病因的役割をもつと考えられている.合併症を起こしている,治療抵抗性の生命を脅かす重篤な全身性エリテマトーデス患者 2 例に抗 CD38 抗体であるダラツムマブによる治療が行われ,いずれにも大幅な臨床的改善が認められた.
CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL
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肝移植後に発熱と息切れを呈した男性
A Man with Fever and Shortness of Breath after Liver Transplantation高血圧,糖尿病,高脂血症,肥満,慢性腎臓病,末期肝不全を有し,末期肝不全に対し肝移植を受けた 66 歳の男性が,Covid-19 パンデミック時に,発熱,咳嗽,呼吸困難,低酸素血症で受診した.胸部 X 線検査で,中葉から下葉にかけて,斑状融合影が認められた.管理の意思決定がなされた.
Videos, Images, and Multimedia
IMAGES IN CLINICAL MEDICINE
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粟粒結核
Miliary Tuberculosis56 歳の男性が,体重減少,寝汗,発熱を訴えて救急部を受診した.胸部 X 線所見は粟粒結核に一致した.
REVIEW ARTICLE
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免疫寛容
Immune Tolerance免疫系は「自己」と「非自己」を識別し,危険な曝露を記憶する.精巧な機構が免疫応答を制御するが,危険を認識しなかったり,必要のない自己炎症を引き起こしたりする例が一部存在する.著者らは持続的な免疫寛容の誘導における進歩について概説している.
NEJM QUICK TAKE
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COPD における夜間のみの酸素飽和度低下
Isolated Nocturnal Oxygen Desaturation in COPD慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者では長期酸素療法により生存転帰が改善するものの,夜間に動脈血酸素飽和度低下がみられるが日中に重度の低酸素血症は認められない場合,現在長期酸素療法は適応とされていない.夜間に酸素を投与することで転帰が改善するかどうかははっきりしていない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW
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研修生と同意
Medical Trainees and ConsentMichael Greene が,医学生および研修医が施行する処置への同意取得のプロセスについて論じている.