ORIGINAL ARTICLES

• 心房細動に対する早期リズムコントロール療法
  Early Rhythm-Control Therapy for Atrial Fibrillation

  早期心房細動と心血管疾患を有する患者を対象に早期リズムコントロールを通常診療と比較した多施設共同無作為化試験で，早期リズムコントロールは，心血管系の原因による死亡と心血管合併症の発生率を低下させたが，病院で夜を過ごした日数には影響を及ぼさなかった．

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• 小児の家族性高コレステロール血症に対するエボロクマブ
  Evolocumab in Pediatric Familial Hypercholesterolemia

  ヘテロ接合性家族性高コレステロール血症を有し，安定した脂質低下治療を受けている小児を対象とした 24 週間の無作為化プラセボ対照試験で，完全ヒト抗 PSCK9 モノクローナル抗体であるエボロクマブを検討した．エボロクマブは LDL コレステロール値とその他の脂質項目の値を低下させた．

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• 非小細胞肺癌に対するアテゾリズマブ
  Atezolizumab in Non–Small-Cell Lung Cancer

  プログラム死リガンド 1（PD-L1）を発現している肺癌患者を対象とした無作為化試験で，抗 PD-L1 抗体であるアテゾリズマブが化学療法と比較された．PD-L1 発現量がもっとも高いサブグループでは，全生存期間の中央値はアテゾリズマブで 20.2 ヵ月，化学療法で 13.1 ヵ月であった．

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• HPV ワクチン接種と子宮頸癌のリスク
  HPV Vaccination and the Risk of Cervical Cancer

  スウェーデンの登録を用いた研究で，30 歳までの女児・女性において，4 価ヒトパピローマウイルス（HPV）ワクチンの接種は浸潤性子宮頸癌のリスクが大幅に低いことと関連した．

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SPECIAL ARTICLE

• 医師の勤務時間と性別による賃金の格差
  Physician Work Hours and the Gender Pay Gap

  2017 年の 2,400 万件を超えるプライマリケア受診の解析で，女性医師は，男性医師よりも担当診療数が少なかったために年間診療報酬は低かったが，1 年あたり，1 日あたり，1 回の診療あたりの患者に費やす時間は長かった．

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REVIEW ARTICLE

• 骨髄異形成症候群
  Myelodysplastic Syndromes

  骨髄異形成症候群（MDS）は，クローン性造血により末梢血の形態異常と血球減少をきたす疾患であり，急性骨髄性白血病に移行するリスクがある．レナリドミドに反応を示す 5 番染色体長腕（5q）欠失を伴う MDS を除き，主に支持療法で管理される．

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