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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

November 7, 2024
Vol. 391 No. 18

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 高齢 MI 患者に対する侵襲的治療戦略
    Invasive Treatment Strategy in Older Patients with MI

    高齢 MI 患者に対する侵襲的治療戦略

    非 ST 上昇型心筋梗塞(MI)を発症した高齢患者に侵襲的戦略を行った場合,保存的戦略を行った場合と比較して,心血管死または非致死的 MI のリスクは低くはなかった.

  • 超早期薬剤中絶の無作為化試験
    Randomized Trial of Very Early Medication Abortion

    妊娠 42 日以下で薬剤中絶を希望しており,超音波検査で子宮内妊娠が確認されていない女性において,中絶の早期開始は,子宮内妊娠が確認されるまで治療を待機する場合に対して非劣性であった.

  • 病期 III 悪性黒色腫に対する術前補助免疫療法
    Neoadjuvant Immunotherapy in Stage III Melanoma

    切除可能な病期 III 悪性黒色腫に対し,イピリムマブとニボルマブの投与を 3 週間を 1 サイクルとして 2 回行う術前補助療法を受けた患者では,12 ヵ月無イベント生存率が 83.7%であったのに対して,術後補助療法のみを受けた患者では 57.2%であった.

  • 病期 III 悪性黒色腫に対する分子標的治療薬による術後補助療法
    Targeted Adjuvant Therapy in Stage III Melanoma

    BRAF V600 変異陽性病期 III 悪性黒色腫患者が,ダブラフェニブ+トラメチニブまたはプラセボによる 1 年間の術後補助療法を受けた.8 年間を超える追跡を行った結果,術後補助療法群では死亡リスクがプラセボ群よりも 20%低かったが,その利益は有意ではなかった.

CLINICAL PRACTICE

  • 子宮筋腫
    Uterine Fibroids

    MARY ANN LIEBERT, INC.

    子宮筋腫は,重度の出血や貧血の原因であることの多い,よくみられる疾患である.子宮摘出術がもっとも一般的な治療であるが,局所アブレーションや経口ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)拮抗薬療法などの,より安全な選択肢はあまり用いられていない.

Videos, Images, and Multimedia

VIDEOS IN CLINICAL MEDICINE

  • 腰仙部神経根痛に対するグルココルチコイド硬膜外注射
    Epidural Glucocorticoids for Lumbosacral Radicular Pain

    腰仙部神経根痛に対するグルココルチコイド硬膜外注射

    この動画では,腰仙部神経根痛に対するグルココルチコイド硬膜外注射の適応について論じ,関連する解剖学的構造を見直し,テクニックを披露する.

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • フォアダイス被角血管腫
    Angiokeratoma of Fordyce

    フォアダイス被角血管腫

    35 歳の女性が,4 年前に出現した恥骨部の痒みを伴ういぼ様病変を訴えて受診した.診察では,恥丘部に色素沈着を伴う角化性丘疹が集簇し,3 つの局面を形成していた.

NEJM QUICK TAKE

  • 心筋梗塞を発症した高齢患者に対する侵襲的治療
    Invasive Treatment in Older Patients with MI

    非 ST 上昇型心筋梗塞を発症した 75 歳超の成人に対する,特定の薬物療法や侵襲的治療のガイドラインは存在しない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 超早期薬剤中絶の試験
    A Trial of Very Early Medication Abortion

    子宮内妊娠が確認できる前の超早期に薬剤中絶を希望する女性が増加している.しかし,このような早期の薬剤中絶の有効性に関するエビデンスは限られている.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 病期 III 悪性黒色腫に対する術前補助免疫療法
    Neoadjuvant Immunotherapy in Stage III Melanoma

    切除可能な肉眼的病期 III 悪性黒色腫を有する患者に対する術前補助免疫療法が,標準的な術後補助免疫療法と比較して優れているかは不明である.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 病期 III 悪性黒色腫に対するダブラフェニブとトラメチニブによる術後補助療法
    Adjuvant Dabrafenib plus Trametinib for Stage III Melanoma

    病期 III 悪性黒色腫に対するダブラフェニブとトラメチニブによる術後補助療法

    病期 III BRAF V600 変異陽性悪性黒色腫を切除した患者にダブラフェニブとトラメチニブを併用することで,無再発生存期間に利益があることが報告されているが,全生存期間に関するデータはまだ揃っていない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • HIV に関する進歩の格差
    A Gap in Progress on HIV

    HIV に関する進歩の格差

    Vincent Guilamo-Ramos が,ラテン系コミュニティにおけるヒト免疫不全ウイルス(HIV)への対応を再考する必要性について論じている.