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This Week at NEJM.org
NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.
November 14, 2024
Vol. 391 No. 19
This Week in the JOURNAL
ORIGINAL ARTICLES
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膀胱癌に対する周術期デュルバルマブ投与
Perioperative Durvalumab in Bladder Cancer術前化学療法に加えてデュルバルマブを投与し,その後膀胱切除術を行い,術後にデュルバルマブを投与した場合,術前化学療法後に膀胱切除術のみを行った場合と比較して,無イベント生存率は良好であった.
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心不全における二次性僧帽弁閉鎖不全症の治療
Treatment for Secondary Mitral Regurgitation in Heart Failure心不全と二次性僧帽弁閉鎖不全症を有する患者を対象とした無作為化試験において,経カテーテル edge-to-edge 修復術は,追跡 1 年の時点で僧帽弁手術に対して非劣性であった.
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僧帽弁閉鎖不全症に対する経カテーテル弁修復術
Transcatheter Valve Repair for Mitral Regurgitation中等度以上の機能性僧帽弁閉鎖不全症を有する患者において,経カテーテル弁修復術を行った場合,内科的治療のみを行った場合と比較して,24 ヵ月の時点での心不全イベントの発生率は低く,12 ヵ月の時点での健康状態は良好であった.
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胃癌に対する化学放射線療法
Chemoradiotherapy in Gastric Cancer切除可能な胃癌と食道胃接合部癌の患者を対象に,周術期化学療法と術前化学放射線療法の併用を,周術期化学療法単独と比較した試験で,全生存期間に有意な差は認められなかった.
REVIEW ARTICLE
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肺移植
Lung Transplantation肺移植は,実験的治療から標準治療へと進化してきた.この総説では,「生命」を変える可能性のあるこの治療の提供における最近の進展と,将来の機会について概説している.
Videos, Images, and Multimedia
IMAGES IN CLINICAL MEDICINE
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萎縮性癜風
Atrophying Pityriasis Versicolor30 歳の男性が,6 ヵ月前から続く背部皮膚の陥凹性病変で受診した.身体診察では,背部全体に多発する境界明瞭な紅色の萎縮性局面が認められた.
INTERACTIVE MEDICAL CASE
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息切れ
Out of Breathこの双方向性の特集記事では,2 年前からきわめて軽度の労作に伴う息切れ,咳嗽,疲労,意図しない体重減少がみられる 44 歳の女性を取り上げる.NEJM.org でご自身の診断・治療技術を試してください.
NEJM QUICK TAKE
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切除可能胃癌に対する術前化学放射線療法
Preoperative Chemoradiotherapy for Resectable Gastric Cancer欧米諸国では,切除可能胃癌の標準治療は周術期化学療法である.この治療に,術前化学放射線療法を追加することへの関心が高まっている.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
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僧帽弁閉鎖不全症に対する経カテーテル弁修復術
Transcatheter Valve Repair for Mitral Regurgitation中等度~重度の機能性僧帽弁閉鎖不全症を有する患者の多くは,ガイドラインで推奨されている治療を受けても症状が持続する.このような患者に対する経カテーテル僧帽弁修復術について,新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
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二次性僧帽弁閉鎖不全症に対する経カテーテル修復術と手術との比較
Transcatheter Repair vs. Surgery for Secondary Mitral Regurgitation心不全と二次性僧帽弁閉鎖不全症を有する患者には,僧帽弁手術と経カテーテルedge-to-edge 修復術の両方が推奨されている.これらの手技の転帰を比較した新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW
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医療における人種差別に名前を付ける
Naming Medical RacismHeather Hsu が,偏見および医療における人種差別の悪影響に対処する機会を提供する,一連の組織カンファレンスについて論じている.