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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

January 2, 2025
Vol. 392 No. 1

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 進行悪性黒色腫に対する免疫療法
    Immunotherapy for Advanced Melanoma

    進行悪性黒色腫患者における全生存期間の中央値は,ニボルマブ+イピリムマブ併用療法では 72 ヵ月,ニボルマブ単剤療法では 37 ヵ月であったのに対し,イピリムマブ単剤療法では 20 ヵ月であった.

  • 心房細動に対するアスンデキシアンとアピキサバンとの比較
    Asundexian or Apixaban for Atrial Fibrillation

    心房細動患者を対象とした第 XIa 因子阻害薬アスンデキシアンの無作為化試験が,脳卒中または全身性塞栓症の発生率がアピキサバン療法よりも高かったため,早期に中止された.

  • 心筋症を伴う ATTR アミロイドーシスに対するブトリシラン
    Vutrisiran in ATTR Amyloidosis with Cardiomyopathy

    心筋症を伴うトランスサイレチン型(ATTR)アミロイドーシス患者のうち,ブトリシランを投与した患者では,全死因死亡および心血管イベント再発のリスクが,プラセボを投与した患者よりも低かった.

  • 膀胱癌に対するペムブロリズマブによる術後補助療法
    Adjuvant Pembrolizumab in Bladder Cancer

    筋層浸潤性膀胱癌に対する膀胱全摘除術後の患者が,1 年間ペムブロリズマブを投与する群と経過観察を行う群に無作為に割り付けられた.ペムブロリズマブ群の無病生存期間の中央値は経過観察群の 2 倍であった.

REVIEW ARTICLE

  • 子宮頸癌
    Cervical Cancer

    子宮頸癌

    子宮頸癌によって,世界で毎年約 35 万人が死亡しているが,子宮頸癌はヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種とスクリーニングで予防可能である.またその生存率は,化学療法,放射線療法,免疫療法の最新技術によって改善している.2022 年の世界における発生率と死亡率を,インタラクティブマップに示す.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 先天性脊髄髄膜瘤
    Congenital Spinal Meningocele

    先天性脊髄髄膜瘤

    新生男児が,神経管閉鎖障害の管理のため,新生児集中治療室に入室した.診察では,液体で充満した大きな赤色の囊が,腰仙部の欠損部から突出しているのが認められた.

CLINICAL PROBLEM-SOLVING

  • 目のかすみが全体像を曇らせるとき
    When Blurry Vision Clouds the Bigger Picture

    目のかすみが全体像を曇らせるとき

    14 歳の患児が,12 ヵ月前から続く関節痛と,2 ヵ月前から続く頭痛と目のかすみで救急部を受診した.

NEJM QUICK TAKE

  • 進行悪性黒色腫に対するニボルマブとイピリムマブの併用
    Nivolumab plus Ipilimumab in Advanced Melanoma

    進行悪性黒色腫に対するニボルマブとイピリムマブの併用

    進行悪性黒色腫患者では,ニボルマブ+イピリムマブ併用療法,およびニボルマブ単剤療法によって,イピリムマブ単剤療法よりも生存期間が延長することが示されている.10 年間の追跡調査による新しい研究知見が,短い動画にまとめられている.

  • 心房細動に対するアスンデキシアンとアピキサバンとの比較
    Asundexian vs. Apixaban in Atrial Fibrillation

    心房細動患者では,脳卒中の予防に有効でありながら,出血リスクが直接作用型経口抗凝固薬よりも低い抗凝固療法のアンメットニーズがある.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 心筋症を伴うトランスサイレチン型アミロイドーシスに対するブトリシラン
    Vutrisiran in Transthyretin Amyloidosis with Cardiomyopathy

    トランスサイレチン型(ATTR)アミロイドーシスは進行性の致死的疾患であり,心筋症を引き起こすことが多い.心筋症を伴う ATTR アミロイドーシス患者に対する,ブトリシランに関する新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 筋層浸潤性尿路上皮癌に対するペムブロリズマブ
    Pembrolizumab in Muscle-Invasive Urothelial Carcinoma

    筋層浸潤性尿路上皮癌患者は,根治手術と化学療法を併用しても再発リスクが高い.免疫チェックポイント阻害薬のペムブロリズマブは,このリスクを低下させる可能性がある.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 支払い可能な価格で C 型肝炎を根絶する
    Affordably Eliminating Hepatitis C

    支払い可能な価格で C 型肝炎を根絶する

    Joey Mattingly が,C 型肝炎ウイルス(HCV)感染治療に,広範な人々が可能な限り低価格でアクセスできるように提供することについて論じている.