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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

February 27, 2025
Vol. 392 No. 9

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 米国における鳥インフルエンザ A(H5N1)ウイルスのヒト感染例
    U.S. Human Cases of Avian Influenza A(H5N1) Infection

    2024 年 3 月~10 月に,米国で,高病原性鳥インフルエンザ A(H5N1)ウイルスのヒト感染例が計 46 例同定され,20 例は家禽に曝露しており,25 例は乳牛に曝露していた.

  • 慢性硬膜下血腫に対する塞栓術
    Embolization for Chronic Subdural Hematoma

    慢性硬膜下血腫に対して外科的標準治療または非外科的標準治療を受ける患者において,補助的に中硬膜動脈塞栓術を行うことで,180 日以内の治療失敗のリスクが低下した.

  • 軟骨無形成症の小児に対する経口インフィグラチニブ
    Oral Infigratinib in Children with Achondroplasia

    第 2 相用量設定試験で,軟骨無形成症の小児を対象に,経口投与で生物学的利用能を示す FGFR1~3 選択的チロシンキナーゼ阻害薬インフィグラチニブの安全性と有効性が評価された.

  • B 細胞急性リンパ芽球性白血病に対するブリナツモマブ
    Blinatumomab in B-Cell Acute Lymphoblastic Leukemia

    標準リスクの B 細胞急性リンパ芽球性白血病で,再発リスクが平均的または高い小児に対する導入化学療法後のブリナツモマブの追加は,無病生存率を有意に改善した.

REVIEW ARTICLES

  • 刑務所での医療
    Carceral Health Care

    収監された人々の健康不良には,医学的因子,行動学的因子,社会構造的因子が寄与している.健康リスクは,収監の状態,質の高い医療へのアクセスの欠如によって増大する.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 播種性クリプトコッカス症における喉頭病変
    Laryngeal Involvement in Disseminated Cryptococcosis

    多発性骨髄腫を有する 46 歳の女性が,2 ヵ月間前から続く嗄声と嚥下痛で受診した.喉頭鏡検査で,右喉頭の表面に外方増殖性の腫瘤が認められた.

CLINICAL DECISIONS

  • 糖尿病ケトアシドーシスの蘇生における静脈内輸液の選択
    Choice of Intravenous Fluid for Resuscitation in Diabetic Ketoacidosis

    糖尿病ケトアシドーシスの蘇生における静脈内輸液の選択

    糖尿病ケトアシドーシスの女性に関するこの特集記事では,症例を提示し,輸液蘇生における緩衝化晶質液の使用を支持するエッセイと,生理食塩水の使用を推奨するエッセイの 2 つを紹介している.

DOUBLE TAKE

  • 腫脹からの見事な診断
    A Swell Diagnosis

    腫脹からの見事な診断

    この Double Take の動画では,明らかな関連症状を伴わない,重度のびまん性の腹痛を繰り返す男性の鑑別診断を考え,新たな臨床所見が示されるにつれてどのように展開するかを再検討している.

NEJM QUICK TAKE

  • 慢性硬膜下血腫に対する塞栓術
    Embolization for Chronic Subdural Hematoma

    慢性硬膜下血腫に対する塞栓術

    慢性硬膜下血腫は,外科的治療も非外科的治療も行うことができるが,再手術やレスキュー手術が必要となることが多い.補助的に行う中硬膜動脈塞栓術に関して,新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • B 細胞急性リンパ芽球性白血病に対するブリナツモマブ
    Blinatumomab in B-Cell Acute Lymphoblastic Leukemia

    ブリナツモマブは,再発 B 細胞急性リンパ芽球性白血病(ALL)の小児の転帰を改善することが示されているが,B 細胞 ALL と新たに診断された小児における効果は明らかでない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 回復支援サービスの役割
    A Role for Recovery-Support Services

    回復支援サービスの役割

    John Kelly が,物質使用障害に対処するためのアプローチの変化について論じている.