The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

September 1, 2011
Vol. 365 No. 9

ORIGINAL ARTICLE

  • 院外心停止における調律解析
    Rhythm Analysis in Out-of-Hospital Cardiac Arrest

    心停止患者が,心調律を早期に解析する群(心肺蘇生時間 30~60 秒)と,待期的に解析する群(心肺蘇生時間 180 秒)に割り付けられた.生存退院率に 2 群間で有意差は認められなかった.

  • 心停止に対するインピーダンス閾値弁装置
    Impedance Threshold Device in Cardiac Arrest

    院外心停止患者が,インピーダンス閾値弁装置(ITD)を用いて蘇生を行う群と,ITD のプラセボ装置を用いて蘇生を行う群に割り付けられた.十分な機能状態での生存退院率に有意差は認められなかった.

  • 新たな β グロビン変異と胎児ヘモグロビン発現抑制
    New β-Globin Mutations and Fetal Hemoglobin Silencing

    胎児ヘモグロビン(γ グロビン)を過剰発現している家族における β グロビン遺伝子のマッピングにより,δ グロビン遺伝子座近傍の欠失が明らかとなった.この遺伝子座には転写抑制因子 BCL11A が結合しており,この結合部位が欠落していることで,ヘモグロビン γ 鎖と胎児ヘモグロビンの過剰発現が引き起こされる.

  • 臍帯血幹細胞移植に伴う下痢症
    Diarrheal Illness with Cord-Blood Stem-Cell Transplant

    臍帯血造血幹細胞移植の約 4 ヵ月後に発現する急性下痢症候群が同定された.この疾患は,発熱,水様性下痢,抗菌薬感受性を特徴とする.

SPECIAL ARTICLE

  • 電子カルテと糖尿病ケアの質
    EHRs and Quality of Diabetes Care

    この観察研究により,糖尿病患者のケアの質の指標は,電子カルテを用いる診療施設のほうが紙カルテを用いる診療施設よりも改善されることが示された.決定的ではないが,このデータから電子カルテによりケアの質が向上する可能性が示唆される.

PERSPECTIVE

  • 何もしないという術
    The Art of Doing Nothing

    膝の損傷には,MRI や専門整形外科治療よりも,単なる安静を必要とする場合がある.われわれがこうした事実を理解し,医師の知恵と経験を認識することは,過去の時代の遺産であるようにも思える.

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE VIDEO

  • 心臓胸部手術後の肺ヘルニア
    Lung Herniation after Cardiothoracic Surgery

    心臓胸部手術後の肺ヘルニア

    67 歳の男性が,低侵襲冠動脈バイパス術の施行から 1 年後,左前半胸郭の第 3 肋間腔上の境界明瞭な変形のため入院した.

CLINICAL PRACTICE AUDIO

  • 性的暴行を受けた成人患者のケア
    Care of the Adult Patient after Sexual Assault

    この論文では,性的暴行後のケアのために受診した患者の治療を概説しており,起訴する場合に備えた証拠の収集,被害者の心理的サポート,妊娠と性感染症の予防に関する指導が含まれる.

INTERACTIVE MEDICAL CASE

  • 妊娠中の問題
    A Problem in Gestation

    妊娠中の問題

    39 歳の女性が,2 日前に始まった腰部痛で,妊娠 32 週に主治医の産科医を受診した.疼痛は突然発症し,持続していた.