The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

December 20, 2018
Vol. 379 No. 25

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 膵癌に対する術後補助化学療法
    Adjuvant Chemotherapy for Pancreatic Cancer

    膵癌切除患者を対象とした前向き無作為化試験で,FOLFIRINOX を用いた術後補助併用化学療法群では無病生存期間の中央値が 21.6 ヵ月であったのに対し,ゲムシタビン療法群では 12.8 ヵ月であった.全生存期間も FOLFIRINOX 群のほうが長かった.

  • 骨減少症の女性におけるゾレドロン酸と骨折
    Zoledronate and Fractures in Women with Osteopenia

    無作為化試験で,骨減少症の 65 歳以上の女性に,ゾレドロン酸または生理食塩水を 18 ヵ月ごとに 4 回静注した.ゾレドロン酸は,プラセボと比較して,脆弱性骨折のリスクの有意な低下に関連した.

  • デスモイド腫瘍に対するソラフェニブ
    Sorafenib for Desmoid Tumors

    デスモイド腫瘍はまれであり治療が困難である.ソラフェニブの連日投与をプラセボと比較した試験で,ソラフェニブによる客観的奏効率は 33%であり,プラセボでは 20%であった.2 年無増悪生存率はソラフェニブで 81%,プラセボで 36%であった.

  • 脳卒中の地球規模での発生率
    Global Incidence of Stroke

    2016 年における 25 歳以降の脳卒中の推定生涯リスク(GBD 研究の結果から算出)は 24.9%であった.この推定値は国,地理区分,国の社会発展度によって差があった.リスクは 1990 年から 2016 年までに 8.9%上昇した.

REVIEW ARTICLE

  • がんサバイバーシップ
    Cancer Survivorship

    がんのスクリーニング,早期発見,治療の向上により,癌が治癒する患者が増えている.このような人々は,計画や適切な管理が求められるさまざまな医学的課題,心理社会的困難に直面する.

SPECIAL REPORT

  • 小児および思春期児の死因
    The Causes of Death in Children and Adolescents

    この報告では,2016 年の米国における小児および思春期児の死亡 20,360 件について,10 の主要な原因を詳述している.この分析には,経時的な傾向や,他国との比較も含まれている.

CLINICAL IMPLICATIONS OF BASIC RESEARCH

  • ハマルチンと腎臓の発生
    Hamartin and Kidney Development

    腎臓の発生における重要なイベントはネフロンの形成であり,ネフロン数は腎疾患のリスクと反比例する.最近の研究で,腎臓のハマルチンが減少したマウスでは,ネフロンの発生する期間が延長し,ネフロンが 25%増加することが示されている.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 川崎病による冠動脈閉塞
    Coronary Artery Occlusion from Kawasaki’s Disease

    川崎病による冠動脈閉塞

    川崎病の既往と冠動脈瘤を有する 18 歳の男性が胸痛を訴えて受診した.冠動脈造影にて,左前下行枝の閉塞を認めた.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 複視および左眼突出をきたした男性
    A Man with Diplopia and Proptosis of the Left Eye

    複視および左眼突出をきたした男性

    18 歳の男性が,複視と左眼突出を訴えて受診した.MRI にて,左眼の内直筋および下直筋の肥大と高信号を認め,内直筋の中心部に低信号を認めた.

NEJM QUICK TAKE

  • 骨減少症における骨折のリスクを低減させる
    Reducing the Risk of Fracture in Osteopenia

    骨減少症における骨折のリスクを低減させる

    ビスホスホネート製剤は閉経後骨粗鬆症女性の骨折を予防することが明らかにされている.しかし,閉経後女性における骨折の大部分は骨減少症の女性で起こるため,そのような女性に有効な治療法が必要とされている.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 構造的格差を生む
    Generating a Structural Differential

    構造的格差を生む

    Cheryl Seymour が,患者の健康に影響を及ぼす社会構造を批判的に思考することについて論じている.