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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

November 23, 2023
Vol. 389 No. 21

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • EGFR 変異陽性 NSCLC に対するオシメルチニブと化学療法の併用
    Osimertinib and Chemotherapy in EGFR-Mutated NSCLC

    オシメルチニブ+化学療法と,オシメルチニブとを比較した試験で,併用により無増悪生存期間が改善することが示された.2 年の時点で,無増悪生存割合は併用療法群 57%,単剤療法群 41%であった.

  • 低リスク患者に対する TAVR 後 5 年間の追跡調査
    Five-Year Follow-up of TAVR in Low-Risk Patients

    手術リスクの低い患者では,経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)を行った場合と外科的弁置換術群を行った場合とで,5 年の時点での死亡,脳卒中,再入院の複合エンドポイントの発生率に明らかな群間差は認められなかった.

  • 尿路上皮癌の生存に対するエルダフィチニブの効果
    Erdafitinib Effects on Survival in Urothelial Cancer

    全線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)阻害薬エルダフィチニブを,治療歴のある FGFR 変異陽性尿路上皮癌患者に投与した場合,標準化学療法を行った場合と比較して,全生存期間の中央値が有意に長かった.

  • 短報:マーバッシュ病に対する肝移植
    Brief Report: Liver Transplantation for Mahvash Disease

    マーバッシュ病の女性が肝移植を受け,その後血清グルカゴン値と血清アンモニア値が正常化し,膵腫大が改善した.

Videos, Images, and Multimedia

VIDEOS IN CLINICAL MEDICINE

  • ポイントオブケア肺超音波検査の基礎
    Basics of Point-of-Care Lung Ultrasonography

    ポイントオブケア肺超音波検査の基礎

    肺超音波検査は,ベッドサイドでの迅速な診断を容易にし,緊急病態にはとくに有用である.この動画では,呼吸困難の一般的な原因を有する患者に行う際に,念頭におくべきことについて説明する.

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 卵円孔開存を通過する血栓
    Thrombus in Transit across a Patent Foramen Ovale

    心房細動を有し,脳梗塞の管理目的で入院した女性が,低酸素血症とショックをきたした.画像検査(動画で示す)で,卵円孔開存を通過する血栓が認められた.

SCIENCE BEHIND THE STUDY

  • マーバッシュ病における前進
    Moving Forward in Mahvash Disease

    マーバッシュ病における前進

    マーバッシュ病は膵神経内分泌腫瘍を特徴とする.肝移植で治療された症例は,その徴候・症状の根本にある生化学的プロセスの理解を広げる.

NEJM QUICK TAKE

  • EGFR 変異陽性 NSCLC に対するオシメルチニブと化学療法の併用
    Osimertinib with Chemotherapy in EGFR-Mutated NSCLC

    EGFR 変異陽性進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者の一次治療には,オシメルチニブが選択される傾向がある.オシメルチニブに化学療法を追加することで,転帰が改善するかどうかは明らかでない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 低リスク患者に対する TAVR と外科的弁置換術の 5 年後の転帰の比較
    TAVR or Surgery in Low-Risk Patients at Five Years

    低リスク患者に対する TAVR と外科的弁置換術の 5 年後の転帰の比較

    PARTNER 3 試験の既報では,経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)は,外科的弁置換術と比較して,1 年および 2 年の時点での心血管イベントに関して優れていることが示された.5 年の時点での新たな研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 進行または転移性尿路上皮癌に対するエルダフィチニブ
    Erdafitinib in Advanced or Metastatic Urothelial Carcinoma

    進行または転移性尿路上皮癌に対するエルダフィチニブ

    進行または転移性尿路上皮癌が標準治療後に進行した場合の治療選択肢は限られている.エルダフィチニブは,プログラム細胞死蛋白 1(PD-1)阻害薬またはプログラム細胞死リガンド 1(PD-L1)阻害薬による治療中に進行した患者の生存期間を改善する可能性がある.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 外国医学部卒業生の要件を再考する
    Rethinking Requirements for IMGs

    外国医学部卒業生の要件を再考する

    Hao Yu が,一部の外国医学部卒業生(IMG)の診療機会を広げる,テネシー州の新法について論じている.