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This Week at NEJM.org
NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.
May 18, 2023
Vol. 388 No. 20
This Week in the JOURNAL
ORIGINAL ARTICLES
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三尖弁閉鎖不全症に対する経カテーテル修復術
Transcatheter Repair for Tricuspid Regurgitation無作為化試験で,三尖弁閉鎖不全症に対して経カテーテル edge-to-edge 修復術を受けた患者は,内科的治療を受けた患者よりも 1 年の時点での臨床転帰が良好であった.
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ハンセン病患者の家庭内接触者に対するリファペンチン
Rifapentine in Household Contacts of Persons with Leprosy中国の試験で,ハンセン病患者の家庭内接触者におけるハンセン病の 4 年累積発生率は,リファペンチンを投与した群で 0.09%,リファンピンを投与した群で 0.33%,介入を行わなかった対照群で 0.55%であった.
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関節リウマチに対するペレソリマブの第 2 相試験
A Phase 2 Trial of Peresolimab for Rheumatoid Arthritis第 2 相プラセボ対照試験で,プログラム細胞死蛋白 1(PD-1)阻害経路を刺激するヒト化モノクローナル抗体ペレソリマブは,成人の関節リウマチ患者において有効性を示した.
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鞭虫感染と鉤虫感染に対するエモデプシド
Emodepside for T. trichiura and Hookworm Infections土壌伝播蠕虫感染症,とくに鞭虫感染に対する治療法は限られている.第 2a 相用量範囲探索臨床試験で,エモデプシドは鞭虫感染と鉤虫感染に対して活性を示した.
REVIEW ARTICLE
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三尖弁閉鎖不全症
Tricuspid Regurgitationこの総説では,三尖弁閉鎖不全症の疫学,分類,臨床症状と,内科的治療,外科的治療,経皮的治療の選択肢について概説している.
Videos, Images, and Multimedia
IMAGES IN CLINICAL MEDICINE
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水晶様汗疹
Miliaria CrystallinaICU 入室中の 55 歳の男性の体幹と上肢に,小水疱性皮疹が突然出現した.診察では発熱を認め,体幹には水滴様の透明な小水疱が認められた(動画で示す).
EDITORIAL
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蠕虫感染に対するエモデプシド
Emodepside for Helminth Infectionこの論説では,鞭虫感染とその他の蠕虫感染の治療に,エモデプシドの使用を支持する研究の背景にある科学について説明している.
NEJM QUICK TAKE
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三尖弁閉鎖不全症に対する経カテーテル修復術
Transcatheter Repair for Tricuspid Regurgitation経カテーテル edge-to-edge 修復術(TEER)は,三尖弁閉鎖不全症に対する有効な治療選択肢の候補として登場した.TEER が内科的治療単独と比較してどうかは明らかではない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
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ハンセン病予防に用いるリファペンチン
Rifapentine for Leprosy Prophylaxisハンセン病の新規発症を予防するために,感染者の濃厚接触者にはリファンピンの単回投与を行うことができる.リファペンチンは,リファンピンよりも半減期が長く,有効な選択肢になるかもしれない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
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関節リウマチに対するペレソリマブ
Peresolimab for Rheumatoid Arthritisペレソリマブは,プログラム細胞死蛋白 1(PD-1)阻害経路を活性化するモノクローナル抗体である.この経路の活性化は,関節リウマチの新たな治療アプローチとなる可能性がある.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
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鞭虫感染と鉤虫感染に対するエモデプシド
Emodepside for T. trichiura and Hookworm Infection動物用抗寄生虫薬として登録されているエモデプシドの,ヒトの鞭虫感染と鉤虫感染に対する有効性が検討されている.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW
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介護施設でのケアに代わるもの
Alternatives to Nursing Home CareAri Ne’eman が,家庭・地域ベースのサービスへの障害者のアクセスを支援する機会について論じている.