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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

July 27, 2023
Vol. 389 No. 4

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 2 型糖尿病に対するアイコデックの週 1 回投与とグラルギンの 1 日 1 回投与との比較
    Weekly Icodec or Daily Glargine in Type 2 Diabetes

    インスリン治療歴のない 2 型糖尿病の成人を対象とした第 3a 相試験で,インスリンアイコデックの週 1 回投与は,インスリングラルギン U100 の 1 日 1 回投与と比較して,血糖コントロールが良好であった.

  • ナルコレプシーに対するオレキシン 2 型受容体作動薬
    Orexin Receptor 2 Agonist in Narcolepsy

    ナルコレプシー患者を対象とした無作為化試験で,オレキシン 2 型受容体作動薬の経口投与は,眠気と情動脱力発作を減少させたが,肝毒性を伴った.

  • 直腸癌に対する術前補助療法
    Neoadjuvant Therapy for Rectal Cancer

    括約筋温存手術を受ける直腸癌患者を対象として,術前化学放射線療法と FOLFOX とを比較した試験で,5 年無病生存率は FOLFOX 群で 80.8%,化学放射線療法群で 78.6%であった.

  • 多発性骨髄腫に対する cilta-cel
    Cilta-cel in Multiple Myeloma

    シルタカブタゲン オートルユーセル(cilta-cel)の投与を受けたレナリドミド抵抗性多発性骨髄腫患者では,標準治療を受けた患者よりも無増悪生存期間が有意に長かった.

REVIEW ARTICLE

  • 米国の医療における人工知能
    Artificial Intelligence in U.S. Health Care

    公的・民間の医療機関にコンサルティングサービスを提供する企業にともに雇用されている 2 人の著者が,保険支払い,臨床業務,質と安全性における AI の利用について検討している.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 部分的虹彩異色症
    Sectoral Heterochromia

    部分的虹彩異色症

    43 歳の男性が,両眼の虹彩の色がさまざまであることに気付き,受診した.右眼の虹彩は上部が青色で下部が褐色,左眼の虹彩の色は逆のパターンであった.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 呼吸困難が進行する若年男性
    A Young Man with Progressive Dyspnea

    呼吸困難が進行する若年男性

    21 歳の男性が,呼吸困難が進行したため評価を受けた.胸部 X 線正面像で,両肺門部の拡大と,肝臓の不整な石灰化を認めた.診断がなされた.

NEJM QUICK TAKE

  • 2 型糖尿病に対するアイコデックの週 1 回投与
    Weekly Icodec for Type 2 Diabetes

    2 型糖尿病に対するアイコデックの週 1 回投与

    2 型糖尿病において,毎日の注射は治療アドヒアランスを困難にする可能性がある.インスリンアイコデックは,現在臨床試験中のインスリンアナログであり,週 1 回皮下注射する.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • ナルコレプシーに対するオレキシン 2 型受容体作動薬
    Orexin Receptor 2 Agonist for Narcolepsy

    ナルコレプシータイプ 1 の患者では,神経ペプチドであるオレキシンの脳内濃度が著しく低下しているか,存在しない.TAK-994 は経口オレキシン 2 型受容体作動薬であり,ナルコレプシータイプ 1 の治療薬として現在臨床試験中である.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 直腸癌に対する術前 FOLFOX 療法
    Preoperative FOLFOX for Rectal Cancer

    局所進行直腸癌に対する化学放射線療法は,毒性作用を伴う.術前に FOLFOX 化学療法を行うことで,化学放射線療法を安全に回避できるかどうかは明らかにされていない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • レナリドミド抵抗性多発性骨髄腫に対する cilta-cel
    Cilta-cel in Lenalidomide-Refractory Multiple Myeloma

    レナリドミド抵抗性多発性骨髄腫に対する cilta-cel

    多発性骨髄腫患者では,レナリドミド耐性が早期に出現する頻度が上昇しており,この患者集団に対する効果的な治療が必要である.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

TOPICS

  • 医療における AI
    AI in Medicine

    医療における AI

    総説の新シリーズ「医療における AI」では,臨床医学とデジタルヘルスにおける人工知能(AI)テクノロジーの役割を調査し,一連の医療全体に AI を適用することの将来性と落とし穴について検討する.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 公衆衛生データの重要性
    The Importance of Public Health Data

    公衆衛生データの重要性

    David Blumenthal が,米国の公衆衛生報告システムを確立する機会について論じている.